【春季大会】実力伯仲 ベスト8が激突する準々決勝 きたぎんボールパークと花巻球場で熱戦 岩手 - 高校野球

熱戦続く春の高校野球岩手県大会は準々決勝へ。例年以上に実力伯仲の好カードで大会は大いに盛り上がりを見せています。

春5連覇を目指す花巻東の相手は名将・石橋智監督率いる盛岡誠桜と対戦します注目は盛岡誠桜のエース高橋投手。この春5試合に先発し計34回を投げ失点はわずか5点。投球回を上回る43奪三振をマークしている好投手です。対する花巻東は前の試合、スラッガー佐々木麟太郎選手をケガで欠きながらも代役で3番に入った熊谷選手が殊勲打を放ち、さらに2年生ピッチャー小松投手が147キロをマークするなど鮮烈な県大会デビューを飾るなど、選手層の厚さをみせています。今や目が離せない存在となった盛岡誠桜と優勝候補の花巻東の一戦は夏頂点の行方も大きく左右するような戦いになりそうです。

2004年以来の春県制覇を狙う専大北上と初優勝を目指す盛岡三は昨年春も顔を合わせた注目の一戦です。直近3年間で2度あった直接対決はどちらも盛岡三が勝利しているもののいずれも接戦でした。ここまでの戦いぶりをみると盛岡三は予選から5戦中3戦で二桁得点と打線好調。経験豊富な投手陣を抱える専大北上との対戦は注目です。ちなみに前の試合のスコアはともに10対3。今春も好ゲームを予感させます。

初戦で盛岡大附に勝利し勢いがある大船渡は昨夏王者の一関学院と戦います。大船渡を率いるのは新沼悠太監督。一関一のエースだった高校時代には春季県大会を制して東北大会でも優勝を飾りました。夏甲子園メンバーも多く残り、この秋も安定感ある戦いぶりをみせる一関学院を相手に強豪連破でベスト4なるか。今度は監督として春頂点へ。注目の戦いが続きます。 

公立校対決となる盛岡四と水沢工の一戦は2021年秋以来の再戦。チームを支える背番号1はともにサウスポーです。今大会、盛岡四の櫻田投手は初戦で11回完投し自責点はわずか1。対する水沢工の森岡投手は2試合で11回を投げてこちらも自責点1。先を見据えればエースの温存もあるかもしれない準々決勝で両指揮官がどんな采配をみせるのかも注目。勝てば盛岡四は4年ぶり、水沢工は42年ぶりとなるベスト4進出です。

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