【春季大会】ベスト８出そろう　花巻東と盛岡四、盛岡誠桜と水沢工が夏シード　小松龍一(花巻東)が県大会デビューで147キロ　岩手 - 高校野球

第70回東北地区高校野球岩手県大会は22日、きたぎんボールパークと花巻球場で2回戦計4試合が行われました。

きたぎんボールパークでは春5連覇を目指す花巻東が初戦。1回戦をコールドで勝ち上がってきた水沢と戦いました。注目のスラッガー佐々木麟太郎選手は背中の痛みを訴えベンチスタート。

試合は水沢・小野寺投手と花巻東・阿部投手の素晴らしい投手戦で進みむかえた5回表、水沢は連打と四球で満塁の得点機を作ると、花巻東は好投の阿部投手に代えてリリーフに2年生の小松龍一投手を送ります。その小松は最速147キロをマーク。起用に応えて後続をきっちり封じます。そして7回裏、花巻東は1番廣内選手から3連打で満塁とし、佐々木麟太郎選手に代わって3番に入った熊谷がセンターオーバーの先制2点タイムリーツーベースを放ちます。これが決勝点となり、花巻東が3対0で水沢に勝利して準々決勝進出と夏のシードを決めました。

きたぎんボールパークで行われたもう1試合、盛岡四と水沢商の一戦も白熱の好ゲームとなりました。ちなみに水沢商を率いる及川優樹監督にとっては前任校との対戦に。

盛岡四はエース左腕の櫻田投手、水沢商は背番号10の千葉孔投手で始まった試合はしびれる投手戦に。試合が動いたのは7回、水沢商が7番髙橋叶選手のタイムリーで先制すると、その直後、負けじと今度は盛岡四が2番村松選手のソロホームランで同点に。そして9回では決着つかず延長タイブレークに突入。10回の攻防では互いに譲らず同点のまま。そしてむかえた11回、先攻の盛岡四は1番鳥谷部の犠牲フライで勝ち越し。その裏、水沢商は好投続ける櫻田投手の前に三者連続で凡退しゲームセット。盛岡四がベスト8に駒を進めるとともに夏のシード権を掴みました。

花巻球場では盛岡誠桜が9対0の7回コールドで大船渡東・住田に勝利。注目の好投手・高橋は7回3安打無失点、11奪三振の好投をみせました。また水沢工は3対1で県北第1代表の福岡に勝って準々決勝進出。エース森岡は6安打1失点完投の活躍でチームをベスト8に導きました。

23日の休養日を挟んで24日、きたぎんボールパークと花巻球場で準々決勝計4試合が行われる予定です。

5月22日の試合結果