花巻球場は岩手県のアマチュア野球の歴史を支え続けてきた伝統ある球場です。高校野球のメイン会場としても長年親しまれてきました。一方では近隣の花巻東高校の活躍もあり、菊池雄星投手や大谷翔平選手といった世界的なスターたちが高校時代に汗を流した場所としても、全国の野球ファンから注目を集めるスポットとなっています。

その歴史は古く、前身は1934年に「花巻温泉野球場」として始まりました。その後1988年の大規模な改修を経て「花巻球場」として開場。2013年の改修ではスコアボードを選手名が漢字表記できるLED式電光掲示板とし、さらに新たにスピードガンも設置されました。そして2025年11月4日、日本航空株式会社東北支社が花巻市とネーミングライツ契約を締結し、「JALスタジアム花巻」という愛称となりました。

花巻球場の設備をみると、両翼92メートルに中堅120メートル。収容人数は内野5,700人と外野芝生席6,300人で合計12,000人のスケールを誇ります。開放的な外野芝生席で観戦する心地よさは、地方球場ならではの大きな魅力となっています。
照明は6基設置されておりナイターにも対応。雨天時や冬場のトレーニングで重宝される屋内練習場があるのも嬉しいポイントです。そして特徴的なのがLED式電光掲示板が設置されている場所で、一般的な野球場はスコアボードがセンターに位置していますが、花巻球場では左中間寄りに設置されています。

現在では県内のメイン会場としての役割は分散されていますが、花巻球場は今なお地域に根ざした野球の拠点として重要な役割を担っています。特に熱狂的な応援が響く夏の高校野球では、独特の熱気を肌で感じることができます。
球場DATA
・開場 1988年
・中堅120m 両翼92m
・収容人数 内野5,700人と外野芝生席6,300人
マップ
花巻市松園町613-1