
遠野運動公園野球場は地域の中核球場として市民から長く親しまれてきた施設です。完成したのは1989年。花巻球場が大規模な改修を行っていた時などに高校野球の公式戦が実施されたこともあります。その一方では、東日本大震災の際に後方支援の要として歴史的な役割を果した場所でもあります。
グラウンドの規模は両翼90mに中堅120mで、懐かしいタイプの照明設備もありナイター可能。スタンドの収容人数は約6,500人(メインスタンド1,400人、内野スタンド1,500人、外野スタンド3,600人)で中規模の地方球場のサイズとなります。

東日本大震災の時には、遠野運動公園野球場が大きな役割を果しました。
2011年3月11日の大地震発生からわずか14分後、遠野市は防災訓練に基づき、冬季閉鎖中だった遠野運動公園の開門を指示。集結拠点として、沿岸部へ向かう救援部隊の受け入れの準備を直ちに開始していました。そして野球場のグラウンドも、全国から集まった自衛隊の車両基地などへ姿を変貌。この場所が救援部隊の後方支援拠点となったことで、沿岸部へ迅速な救助活動が展開されていきました。
今では球場のほど近くに「3.11 東日本大震災 遠野市後方支援資料館」が設けられ、他市にはない後方支援という役割を後世に伝えています。
地域のスポーツの場としてだけでなく、有事の際に多くの命を支える拠点となった「情熱と誇り」の詰まった球場です。
球場DATA
・開場 1989年
・両翼 90m 中堅 120m
・収容人数 約6,500人(メインスタンド 1,400人、内野スタンド 1,500人、外野スタンド 3,600人)
マップ
遠野市青笹町糠前11