【選手権岩手大会】ベスト4 出そろう 花巻東と盛岡中央、盛岡一と一関学院が準決勝で激突 岩手 - 高校野球

第104回全国高校野球選手権岩手大会は21日、県営野球場と花巻球場で準々決勝計4試合が行われ、この夏のベスト4が出そろいました。

県営野球場の第1試合では第1シードの花巻東とここまで3試合全て1点差勝利で勢いのある水沢が対戦。試合は初回から小澤修選手のタイムリーなどで一挙5点を奪うと、3回には4点、4回には宮澤圭汰選手の満塁弾や佐々木麟太郎選手の今夏初アーチなどで得点を重ねていきます。注目の佐々木麟太郎選手は4安打4打点の大活躍をみせました。対する水沢は5回に代打・松本貫太選手のタイムリーで意地の1点を挙げるものの、18対1の5回コールドでゲームセット。花巻東が4大会連続(独自大会を除く)のベスト4進出を決めました。

県営野球場の第2試合は前回王者の盛岡大附と昨夏準決勝の雪辱を期す一関学院が激突。試合は一関学院が後藤叶翔選手の3試合連続アーチとなる2ランホームランで先制すると、その後も犠牲フライやタイムリーなどで得点を重ね8得点。投げては先発したサブマリンの小野涼介投手が強打の盛岡大附打線を7回4安打に封じ0封。一関学院が8対0の7回コールドで雪辱し、2大会連続(独自大会を除く)となるベスト4入りを飾りました。

花巻球場の第1試合はシード校の久慈とノーシードから勝ち上がってきた盛岡一の伝統校対決。試合は盛岡一が序盤から及川大輝選手の2打席連続タイムリーや大川仁和主将の一打、押し出しなどで6点のリードを奪います。そして5回裏には4番井上信司選手のソロホームランでさらに1点を追加。投げてはこの夏のマウンドを一人で守り抜いているエース藤平聖生投手が7回2安打0封の好投をみせ、7対0の7回コールドで12年ぶり(独自大会を除く)のベスト4入りを決めました。

花巻球場の第2試合では盛岡中央と盛岡三の同地区対決。試合は中央が初回から1点を先制したものの、すぐさま盛岡三がスクイズや押し出し、2番千葉篤生選手のタイムリーなどでリードを奪います。その後2回裏1死満塁の場面で、中央はエースの齋藤響介投手をリリーフに送り、内野後ゴロで1点を失ったもののピンチを最少失点で切り抜けます。ここから齋藤投手は3塁を踏ませないピッチングを披露。打線もそれに応えるように2番佐々木優吾選手や齋藤投手自身のタイムリーなどでじりじりと追い上げ、1点差でむかえた7回表にはランナー二人を置いて5番熊谷大琉選手がレフトへ逆転3ランホームラン!これが決勝打となり中央が6対4で勝利し、13年ぶりとなる準決勝へ駒を進めました。

7月21日の試合結果

準々決勝 @岩手県営野球場
___ 一二三 四五六 七八九 計
花巻東 505 62      18
水沢  000 01      1
(5回コールド)
[花] 熊谷、吉田-田代、久慈
[水] 藤澤、小野寺、門脇、佐々木汰、宇部-鈴木
本塁打:宮澤、佐々木(花)
二塁打:小原、小澤(花) 及川(水)

準々決勝 @岩手県営野球場
____ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡大附 000 000 0   0
一関学院03 003 Ⅹ   8
(7回コールド)
[盛] 小野寺-吉田
[一] 小野涼-後藤
本塁打:後藤(一)
二塁打:小野寺、今野(盛)

準々決勝 @花巻球場
___ 一二三 四五六 七八九 計
久慈  000 000 0   0
盛岡一 330 010 Ⅹ   7
(7回コールド)
[久] 小川、小向-荒谷
[盛] 藤平-千葉穂
本塁打:井上(盛)
二塁打:大川(盛)

準々決勝 @花巻球場
____ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡中央 010 011 300 6
盛岡三  040 000 000 4
[中] 藤田、齋藤-小笠原颯
[三] 内田、北舘-田村
本塁打:熊谷(中)
二塁打:佐々木優吾、熊谷(中)

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