【夏の高校野球】令和2年 夏季岩手県高等学校野球大会 決勝は盛岡大附と一関学院

 

夏の高校野球岩手大会はクライマックスへ!

昨秋王者の盛岡大附と4年ぶりに決勝へ勝ち上がった一関学院。

勝てば盛岡大附は3年ぶり、一関学院は10年ぶりの夏頂点となります。

 

盛岡大附と一関学院のこれまでの対戦

直近5年間の直接対戦

2015年 準決勝  盛岡大附  4-10一関学院

2015年 準決勝  一関学院  0-5  盛岡大附

2016年 決勝   一関学院  0-1  盛岡大附

2017年 4回戦  一関学院  0-7  盛岡大附
               (7c)

2017年 準々決勝 一関学院  4-3  盛岡大附

2018年 2回戦  盛岡大附  2-7  一関学院

2019年 準々決勝 一関学院  1-2x盛岡大附
              (E11)

 

盛岡大附と一関学院が顔を合わせるのは直近5年間で8度目となります。

過去7度の対戦は盛岡大附が4勝、一関学院の3勝とほぼ互角で、数多くの熱戦を繰り広げてきました。

ちなみに盛岡大附は16年夏から無敗の4季連続県制覇を達成。そしてその県内公式戦の連勝を30で止めたのが17年秋の一関学院でした。

 

夏決勝での両校の直接対戦の成績

2004年 決勝 一関学院  7-8  盛岡大附

2010年 決勝 一関学院  8-2  盛岡大附

2016年 決勝 一関学院  0-1  盛岡大附

 

盛岡大附と一関学院が夏の大一番で顔を合わせたのは過去3回。

対戦成績は盛岡大附の2勝に対して一関学院の1勝とこちらの成績もほぼ互角。

16年の盛岡大附は強打で甲子園も沸かせ16強入りした好チームで、一関学院との決勝は球史に残る投手戦となりました。

 

4年ぶりの決勝で2010年以来の夏優勝を目指す一関学院にとっては、4年前も10年前も対戦相手は盛岡大附。両チームに何か不思議な因縁すら感じます。

 

頂点へ!実力伯仲の戦い

両チームの勝ち上がり

一関学院

地 区:  9-2  千厩 (8c)

1回戦: 16-3  宮古商工 (5c)

2回戦:  6-0  宮古

準々決:  8-5  水沢商

準決勝: 4x-3  高田 (E13TB)

 

盛岡大附

地 区:  7-0  江南義塾 (7c)

1回戦:  7-4  福岡

2回戦: 12-0  盛岡市立 (5c)

準々決: 11-4  盛岡一 (8c)

準決勝:  4-0  花巻東

 

今大会の戦いぶり

地区予選からここまでの戦いを振り返ると、ともに5試合を戦い40得点以上でチーム打率も3割超え。圧倒的な打力のチーム同士がぶつかる決勝戦です。

 

盛岡大附は5試合中3試合で完封勝ちを収めており、失策は1試合平均わずか0.8回と高い守備力もみせています。また、県大会では毎試合ホームランが効果的に飛び出しており、長打で試合の流れを掴む打撃力は高く代名詞の強打は変わらず!

 

一関学院は準々決勝、準決勝と接戦を制して競り合いの強さを発揮。2回戦で乱れた守りもしっかり修正し、その後の2試合では22イニングで失策はわずか1。勝負所での軽快な動きは流石で伝統の堅守は健在です!

 

躍動する実力選手たち

 

圧巻の上位打線

 

盛岡大附はリードオフマンの山口3番打者の松本がともに7安打を放ち打率4割超と当たっています。繋ぎ役の2番に入る渡邊も3割超の打率を残しており準決勝では先制2ランも放つ活躍。そして主砲の塚本は出場した全試合でヒットを打ち、さらに山口と並んでチームトップタイの6打点と勝負強い打撃も発揮しています。

 

一関学院はトップバッターの佐藤颯と続く佐々木大がともに打率5割超で2本塁打と大活躍。特に佐々木大は10安打のうち9本が長打でチームトップタイの7打点!最強の2番打者として猛打を振るっています!また3番には同じく7打点と勝負強さ光る近江。さらに準決勝でサヨナラ打を放った坂本がこの夏も頼れる4番として活躍しています。

 

隙のない投手陣

 

盛岡大附の投手陣を引っ張るのはエース大久保。サイドから放たれる力強いボールは準決勝で最速147キロをマーク。その唸るような剛速球はスカウトも注目しています。また昨秋背番号1を任された石井も準決勝の花巻東戦で4回被安打2無失点の好投。2年生の渡邊、さらに渋や田崎らも県大会のマウンドに立っておりブルペンは充実しています。

 

一関学院も投手陣は豊富。リリーフエース小綿のサイドから制球よく繰り出さる変化球は抜群。緩急自在の投球で防御率0点台の好投をみせています。また昨秋のエースナンバーを背負った佐藤弘は3試合で先発。さらに伊藤や菊池もブルペンを支えており、多彩なピッチャーによる小刻みな投手リレーは大きな持ち味となっています。

 

互いに一人の投手による完投で勝ち上がった試合はなく、1点を争う接戦が予想されるだけに、両監督の投手起用も注目です!

 

水入りとなった決勝は7月26日10時プレーボール

 

7月25日に予定されていた決勝は雨天順延となっています。

頂点を懸けた一戦は翌日の26日10時にプレーボール。

 

一関学院の10年ぶりとなる夏頂点か。

それとも盛岡大附の秋夏連覇か。

 

いよいよ岩手の夏、ラストゲーム!

がんばれ!岩手の高校球児たち!

 

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