高校野球の岩手県大会は決勝。
一関学院は10年ぶりの夏優勝、盛岡大附は県内公式戦無敗の秋夏連覇を懸けて戦いました。
7月26日(日)岩手県大会 決勝の試合結果
令和2年東北地区高等学校軟式野球岩手大会 決勝 @岩手県営野球場
チーム | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 | R |
一関学院 | 0 0 3 0 0 0 1 0 0 | 4 |
盛岡大附 | 0 0 1 0 0 0 0 0 0 | 1 |
(一)菊池、小綿ー佐々木春
(盛)石井、大久保ー塚本
二塁打:奥谷、坂本(一)
渡邊、松本(盛)
試合が動いたのは3回。一関学院が内野安打や四球などで1・2塁のチャンスを作り近江がきっちりタイムリーを放ち先制。そして坂本もタイムリー内野安打で続き、さらに奥谷がタイムリーツーベース。鮮やかな三者連続タイムリーで3点を挙げました。
その後盛岡大附が1点を返すと、一関学院は小綿、盛岡大附は大久保のへ継投。ここから両エースの力投が始まりました。
最速147キロの大久保は7回に1点を失うものの5回2/3を被安打3の力投。好調な一関学院打線を抑え込みました。
小綿は球速130キロ台のボールに90キロ台のカーブなどを織り交ぜる緩急自在のピッチングをみせ6回2安打無失点。野手陣も伝統の堅守を体現するように無失策。盛岡大附の強力打線を見事に封じました。
そして4対1でゲームセット。
一関学院が10年ぶりとなる夏優勝と東北大会切符を掴みました。
2011年から花巻東と盛岡大附で二分されてきた王座。
それが10年ぶりに2強から離れた特別な夏となりました。
様々な思いが溢れた大会
夏の高校野球の代替大会として開催された令和2年夏季岩手県高校野球大会。
およそ1カ月にも及ぶ闘いの日々は素晴らしい好ゲームばかりでした。
どんなに勝利を重ねても甲子園には届かない。
そのなかで繰り広げられた64の熱戦には練習の成果とともに沢山の思いも溢れていました。
「何とか日頃の努力を表現できる場を設けてあげたい」
「野球ができることに感謝」
「これまで支えてくれた親に恩返し」
今大会ほど気持ちがプレーや言葉に表れていたことはありません。
最後に大会成功に携わった全ての皆様、本当にお疲れさまでした。
そして高校野球をありがとう。
令和2年東北地区高等学校野球大会
「東北の王者が集うこの夏最高の舞台!」
会期:8月9日~11日〔雨天順延〕
会場:宮城県・石巻市民野球場
▽出場校 ※7/26時点
【青森】決勝 青森山田-八学光星
【岩手】一関学院
【秋田】明桜
【宮城】決勝 8/1
【山形】決勝 鶴岡東-東海大山形
【福島】決勝 8/7