【夏の甲子園】花巻東、13年ぶり4強の壁高く 好投手の前に完封喫す 岩手 - 高校野球

第108回全国高校野球選手権大会は18日、甲子園球場で準々決勝が行われ、岩手代表の花巻東は、優勝候補の本命・横浜(神奈川)に0-6で敗れた。2013年以来13年ぶりとなるベスト4進出の悲願は届かず、準々決勝で姿を消すこととなった。
これまで夏の甲子園における「岩手勢vs神奈川勢」の対戦成績は5戦全勝。不敗の歴史と東北の誇りを胸に挑んだ決戦だったが、横綱相撲を見せる横浜の壁は厚かった。

序盤の苦しい展開 3回裏、ビッグプレーに阻まれた同点劇

試合は初回、バッテリーのミスで先制を許す苦しい立ち上がりとなった。4回にも2点を失い、3点のリードを許す展開に。
反撃したい花巻東に好機が訪れたのは3回裏。死球から2番粒来琉雲が左前打で繋ぎ一・二塁と好機を広げると、打席には頼れる4番・古城大翔。投じた一球を力強く弾き返し、打球はレフト前へ。二塁走者が一気にホームを狙うも、相手レフトの好返球の前に一瞬の差でタッチアウト。一気呵成の同点劇は惜しくも阻まれた。

継投で粘る投手陣 最後まで見せた「花巻東の執念」

マウンドを守るエース萬谷堅心は4回3失点の粘りのピッチング。5回からはレフトを守っていた赤間史弥、さらに6回からは菅原駿へと託す継投策で横浜打線の脅威に立ち向かった。菅原はピンチを背負いながらも後続を断ち、8回には相手打線をわずか6球で三者凡退に抑える。自己最速を更新する147キロもマーク!堂々のピッチングで味方の反撃を待った。
打線は、甲子園最速タイ156キロの直球を連発する横浜のエース右腕・織田翔希に対し、食らいつく姿勢を崩さなかった。
後がなくなった9回裏2死。諦めないナインは代打・大和田瞬平が粘って四球を選び出塁。続く代打・荒川京太も執念でライト前へポテンヒットを放ち、泥臭く前へ進もうとした。直後に走塁死となりゲームセットとなったものの、最後の1アウトまで全力で駆け抜ける花巻東らしいスタイルを聖地に刻みつけた。
甲子園の頂は高かったが、岩手代表として堂々と戦い抜いた花巻東ナインの夏は、胸を張れる確かな足跡を残した。

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