【第73回秋季東北地区高等学校野球岩手県大会】盛岡大附がＶ３　最後の東北切符は花巻東

秋季高校野球の岩手県大会はクライマックスへ。

東北大会出場最後の１枠を争う３位決定戦は花巻農と花巻東の同地区対決。

くしくも４年前秋の３位決定戦と同じ顔合わせとなりました。

試合は２回裏、花巻東は先頭の５番菊池開がツーベースで出塁し、送りバントで一死３塁とします。そして７番黒澤のセカンドゴロの間に３塁走者が生還し先制。

以降も花巻東の各打者が鋭い打球を放ちますが、花巻農守備陣は３回裏にはショート髙橋悠が逆シングルでダブルプレー、４回裏にはセンター髙橋空やレフト及川が素晴らしいランニングキャッチをみせ、堅い守りで粘投を続ける先発の菅原を盛り立てます。

そして８回裏、息の合った好守をみせる花巻農に花巻東の強力打線が襲いかかります。

一死から１番宮澤がセンター前へポトリと落ちる当たりで２塁を陥れると、続く２番相野がすかさずタイムリーツーベース！さらに３番佐藤がライトスタンドへ飛び込む２ランホームラン！この回、花巻東は失策を挟んで長短６連打で４点を奪い花巻農を突き放しました。

そして守っては先発の菱川がキレのあるスライダーと威力のあるストレートを武器に２安打完封８奪三振の好投をみせてゲームセット。

花巻東が同地区対決を制して５年連続となる東北大会出場を掴みました！

決勝戦は夏秋連覇を目指す一関学院と秋３連覇を狙う盛岡大附が激突。

今夏の独自大会決勝と同カードとなりました。

注目は両チームのユーティリティプレーヤー。セカンドでありながらリリーフも担う一関学院・奥谷主将とボーイズ時代から投打で躍動していたショート兼ピッチャーの盛岡大附・渡邊選手。二人の攻守での活躍も印象的な試合となりました。

試合は初回、盛岡大附の松本がセンターオーバーのスリーベースを放ち、続く２番渡邊がライト前へタイムリー。盛附が連打で鮮やかに先制します。

リードを許した一関学院は３回裏、２つの四死球で二死１・２塁とし、３番奥谷が巧く合わせてレフト前へ同点タイムリー。一関学院が序盤で追いつきます。

追いつかれた盛岡大附は６回表、先頭の２番渡邊がこの試合３安打目となるセンター前ヒットを放ち出塁。その後２つの内野ゴロの間に進塁して二死３塁とし、５番平内が二遊間への当たりを好捕されるも気迫あふれるヘッドスライディングで内野安打をもぎ取りこれが勝ち越しタイムリーに。その後８回表には中軸の連打とバッテリーミスから２点を追加し４対１に。

３点を追う一関学院は８回に盛附守備陣のミスから１点を返すも反撃及ばず。

９回には渡邊の犠牲フライでさらに１点を追加した盛附がリードを守りゲームセット。

盛岡大附が逃げ切り優勝！

今夏の雪辱となる勝利で、同校３度目となる秋３連覇を達成しました！

この秋の東北大会には第１代表に盛岡大附、第２代表には一関学院、第３代表は花巻東という布陣で挑みます！

最終日の試合結果