【春季東北大会】花巻東、秋春連覇ならず 課題と収穫得て夏へ 岩手-高校野球

第69回春季東北地区高校野球大会は2日目となる9日、前日に降雨のためノーゲームとなった1回戦と準々決勝の計3試合が行われました。

県勢最後の砦として初戦に臨む花巻東は、1回戦を5回コールドで勝ち上がった東北と対戦。試合は3回裏、花巻東が8番萬谷のセンター前ヒットから送りバントと四球、進塁打となる内野ゴロを挟ん二死2・3塁とし、相手バッテリーミスで1点を先制。しかし、以降の打線は沈黙し放ったヒットは小原のツーベース1本のみ。1点を追う東北は6回に3番柴田のタイムリーヒットで追いつくと、さらに5番の金井翔陽(城東中出身、盛岡姫神リトルシニア卒)の犠牲フライで勝ち越しに成功。8回にも1点を奪いリードを広げた東北は、6回無死2塁から登板したエース伊藤がその後を一人の出塁も許さず12者連続アウトの完璧なリリーフをみせてゲームセット。

秋春連覇を目指して大会に挑んだ花巻東でしたが、岩手県大会でみせた強打は振るわず。12個ものフライアウトを積み重ね、放ったヒットはわずか2本。守備はノーエラーだったものの、攻撃のリズムを掴むことができませんでした。

東北大会は花巻東に勝った東北と2大会連続優勝を狙う弘前学院聖愛が準決勝進出。10日には準々決勝の残り2試合が行われベスト4が出そろいます。

県勢の試合結果

準々決勝 @県営あづま球場
_____ 一二三 四五六 七八九 計
東北    000 002 010 3
花巻東   001 000 000 1
[東] 小倉、伊藤-日隈
[花] 萬谷、工藤翔、北條-田代
二塁打:伊藤(東) 小原(花)

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