【第73回秋季東北地区高等学校野球岩手県大会】一関学院、盛岡大附が切符 準決勝の試合結果

 

雨上がりの岩手県営野球場。

秋季高校野球岩手県大会の準決勝2試合が行われました。

 

 

第1試合は夏の独自大会を制した一関学と"ハナノウ旋風"への期待がかかる花巻農が対戦。

ちなみに両校は2016年秋の準々決勝以来の再戦で、その時は花巻農が勝利を飾っています。

試合は一関学院が3回表、公式戦初4番の佐々木がスクイズを決めて先制。続く4回表には先発投手の8番伊藤が同じくスクイズを決めて追加点を奪い試合を優位に進めました。

対する花巻農は6回裏、守備の乱れと内野安打から2・3塁のチャンスを作り、5番三浦がタイムリー。そして主将の6番瀬川もタイムリーで続き、3連打で同点とします。

追いつかれた一関学院は打線が奮起。7回表に2本のヒットと四球で満塁とし、主将の3番奥谷の犠牲フライと先制スクイズを決めた4番佐々木の2点タイムリーで3点を勝ち越すと、9回表には1・3塁のチャンスで当たっている4番佐々木が2打席連続となるタイムリー。さらに6番留場と7番鈴木幹にも二者連続タイムリーで合わせて4点を奪い、花巻農を突き放して9対2でゲームセット。

一関学院が2年連続となる東北大会出場決定!そして夏秋連覇まであと1勝と迫りました。

敗れた花巻農は3位決定戦で創部初の東北大会切符を目指します。

 

 

第2試合は秋3連覇を目指す盛岡大附と3年ぶり優勝を狙う花巻東が激突。

今夏準決勝の再戦となる両者。過去5年の秋の対戦をみると盛附が4戦4勝と強さをみせています。

試合は初回から動きます。花巻東が一死から2番宮澤がライトへツーベースを放ちチャンスを作ると、3番佐藤も右中間へタイムリーとなるツーベース。さらに4番菱川がライトへタイムリーを放ち、長短打の3連打で2点を先制しました。

追う展開となった盛岡大附は2回裏、四球やヒットなどで二死ながら1・3塁のチャンスを作り8番駒田が狭い一二塁間を破る鋭い打球を放ちライト前タイムリー。さらに9番三浦も二者連続となるタイムリーを放ち、連打で試合を振り出しに戻します。そして続く3回裏には2番渡邊と3番金子の二者連続ツーベースで勝ち越しに成功。盛附が序盤から試合をひっくり返します。

逆転された花巻東は4回裏からエース菱川にマウンドを託します。そして一人目の打者と対戦した時に県営のスピードガンで147キロをマーク!これまでの自己最速を4キロも更新!注目されてきた好投手がさらなる成長をみせました。

リードを守りたい盛岡大附は6回から渡邊がリリーフ。登板直後にはヒットと盗塁で二死2塁のピンチをむかえるも後続を打ちとり無失点で切り抜けます。

勢い増す打線は6回裏に途中出場の佐々木が2点タイムリー、7回裏には中軸にも連続タイムリーが飛び出し、リードを5点とし花巻東を大きく突き放します。

反撃したい花巻東は8回表に二死ながら満塁のチャンスを作るも盛附のリリーフ渡邊の前にあと一本が出ず。9回表には3連打で無死満塁とするも、渡邊が後続を三者連続空振り三振に切ってとり試合を締めました。

勝った盛岡大附は3年連続となる東北大会出場!そして秋3連覇へ王手となる決勝進出です。

敗れた花巻東は5年連続東北大会出場を懸けて花巻農との3位決定戦を戦います。

 

準決勝の試合結果

準決勝 @岩手県営野球場
     一二三 四五六 七八九 計
一関学院 001 100 304 9
 花巻農 000 002 000 2
(一)伊藤、奥谷ー髙橋
(花)藤原奏、菅原ー瀬川
二塁打:鈴木幹、佐藤拓、留場(一)

準決勝 @岩手県営野球場
     一二三 四五六 七八九 計
 花巻東 200 000 000 2
盛岡大附 021 002 20x 7
(花)中居、菱川、平井ー田代
(盛)三浦、渡邊ー田屋
三塁打:佐藤(花)
二塁打:宮澤、田代(花)渡邊、金子、佐々木、松本(盛)

最終日の試合予定

9月27日 @岩手県営野球場

3位決定戦 開始予定10:00
花巻農 ー 花巻東

決勝 開始予定12:40
一関学院 ー 盛岡大附

 

一関学院の夏秋連覇か。それとも盛岡大附の秋3連覇か。
今夏独自大会の決勝と同じ顔合わせとなった今秋の決勝も激戦となりそう!

そして3位決定戦は花巻農にとっては4年前に4強入りした時と同じく、またも花巻東と最後の東北大会1枠を争うことになります!

いよいよ秋の陣もクライマックス。

がんばれ!岩手の高校球児たち!

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