岩手県高野連が2024年度の大会日程を発表　来春は地区再編し「花北」と「県南」が新設へ　岩手 - 高校野球

岩手県高校野球連盟は9日、盛岡市内で第2回理事会が開催されました。加盟校の責任教諭らが出席した会議では2024年度の事業計画案などについて了承されました。

来年の春季県大会は最大32チームが出場する見込みで、5月17日からきたぎんボールパークと花巻球場で行い、準決勝以降は沿岸や県北地区の球場から宮古運動公園野球場で開催されることが提案されました。

夏の全国選手権岩手大会は7月10日開幕。現在は春8強以上のシード校を含む64校56チームの出場を見込み、きたぎんボールパークと花巻球場を舞台に熱戦が繰り広げられる予定です。

秋季県大会は春と同じく最大32チームが出場予定で、9月20日からきたぎんボールパークと花巻球場の2つの会場を舞台に開催される計画となりました。

理事会では大会参加料について、春秋の地区予選と県大会および夏の岩手大会で1チームあたり6千円を徴収することも了承されました。入場者減少や物価高騰による各種用具費の負担増が理由とのこと。東北6県で大会参加料を徴収していなかったのは岩手のみでした。

昨年秋から議論されていた地区割りはついに来春から変わる見込み。部員不足などのため大会運営が困難になってきたことや地区ごとの試合数の偏りの是正することなどが理由とされる。

“北奥地区”のうち北上地区の加盟校5校は花巻地区8校と統合して“花北地区”となり、また胆江地区の加盟校8校は一関地区9校とともに“県南地区”となります。振り返れば北奥地区は平成20年に水北から改称されて誕生。他地区と比べれば意外と短い16年で幕を閉じることになりますが、これまでの予選では実現しなかった組み合わせも生まれることに。例えば今秋1位だった花巻東と専大北上の私立対決、統合が検討されている水沢工と一関工の対戦、一関一対水沢や花巻北対黒沢尻北のバンカラ対決なども組み合わせ次第です。

【新しい地区割り】

※太字は旧北奥地区の加盟校

来春に開催される第96回選抜高校野球大会の21世紀枠県推薦校には秋季県大会ベスト4の水沢工を、一般推薦校には東北大会に出場した一関学院と久慈、盛岡中央の3校を選出しました。そして本年度の全国学生野球協会表彰推薦優秀選手にはチームとして10年ぶりの甲子園ベスト8入りを飾った花巻東の千葉柚樹主将が選ばれました。

なお、理事会で承認された議案は今月14日の評議員会での承認を経て正式決定となります。

21世紀枠の推薦校に今秋県ベスト4の水沢工　全国表彰推薦には花巻東の千葉主将　岩手 - 高校野球

2023.11.9

岩手県高校野球連盟は9日、盛岡市内で開催された理事会で来春センバツの21世紀枠の推薦校として、この秋の県大会で初のベスト4へ勝ち上がった水沢工を選出する方針を決めました。 秋季県大...

2024年の高校野球大会日程

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※変更の場合あり