第76回秋季東北地区高校野球岩手県大会は30日、準決勝2試合が一関運動公園野球場で行われました。
第1試合では今夏ベスト8の一関学院と胆江から初の聖地を目指す水沢工が対戦。最初にチャンスを作ったのは水沢工でした。初回には2本のヒットと四球で一死満塁、2回にも四球とヒットで一二塁とするも、どちらもあと一本が出ず先制できませんでした。すると学院は2回裏、水沢工の守備の乱れから先制すると、さらにタイムリー5本が飛び出し、この回打者13人6安打の猛攻で一挙8点を奪います。水沢工はその後1点を返すに留まり、13対1の5回コールドでゲームセット。一関学院が3年ぶりの東北大会出場と決勝進出を決めました!
第2試合は盛岡中央と久慈が対戦。試合は久慈が初回、死球と送りバントにバッテリーミスが絡んで一死三塁として5番野田口のタイムリーで先制すると、続く2回にも1点を追加。さらに4回には3本のタイムリーなどで4点を追加し6点をリードします。反撃したい盛岡中央は5回裏、満塁のチャンスを作って4番室岡と5番村木のタイムリーで一気に4点を返します。そして6回には死球と送りバントで二死二塁とし1番小山がしぶとくセンター前へタイムリーを放ち1点差まで迫ります。逃げ切りたい久慈は7回途中からエースの大湊にマウンドを託します。そして終盤の中央の反撃ををしのいで6対5でゲームセット。久慈が48年ぶりの決勝進出!そして初の秋季東北大会出場を決めました!
決勝は一関学院と久慈、東北大会最後の切符を争う三位決定戦は水沢工と盛岡中央という顔合わせに。試合は休養日を挟んで10月2日に一関運動公園野球場で行われる予定です。
9月30日の試合結果
準決勝 @一関運動公園野球場
____ 一二三 四五六 七八九 計
水沢工 001 00 1
一関学院 082 3Ⅹ 13
5回コールドゲーム
[水] 佐藤大、藤原、藤井-及川琉
[一] 小山、大下-梅田
三塁打:山内(一)
二塁打:伊藤(水) 登嶋、佐藤、山内、梅田(一)
一関学院が3年ぶりとなる東北大会出場
準決勝 @一関運動公園野球場
____ 一二三 四五六 七八九 計
久慈 __110 400 000 6
盛岡中央 000 041 000 5
[久] 中村匡、山田、大湊-和野
[盛] 中清水、北田、白畑-牧野
二塁打:宇部智、川端(久) 和賀、村木、北田(盛)
久慈は初となる東北大会出場