第76回秋季東北地区高校野球岩手県大会は2日、一関運動公園野球場で決勝と3位決定戦が行われました。

決勝は3年ぶりの一関学院と48年ぶりの久慈が対戦しました。試合は1点を争う手に汗握る好ゲームに。先手を取ったのは久慈。3回裏に2番小松と3番坂本がヒットで一二塁の得点機を作ると、続く4番和賀がセンター前へタイムリー!3連打で先制点を奪います。

追いかける一関学院は5回表、四死球などで一二塁として、2番菅野がセンター前へ同点タイムリー!さらに7回表には二死二塁から3番山内が勝ち越しとなるタイムリーツーベースを放ち、リードを奪います。

追いつきたい久慈でしたが、一関学院のエース左腕・髙澤の前にあと一本が出ず。9回表にさらに1点を加えた一関学院が3対1で逃げ切ってゲームセット!みごと14年ぶり7回目となる秋優勝を飾りました!

久慈は初優勝には届かなかったものの、先発した背番号8の1年生左腕・宇部奨人や同じく1年生の4番・和野、2年生のショート・野田口らナインは随所で能力の高さを発揮しました。

三位決定戦は盛岡中央と水沢工が対戦。試合は初回、盛岡中央が長短打を絡めた4連打で3点を先制すると、さらに2回表には連打で1点を追加。そして8回表には7番田代が公式戦第1号となるソロホームランを放ち5点目を挙げます。

反撃したい水沢工は1回裏にボークで1点を返したものの、その後は中央の先発・白畑に抑えられてゼロ行進。終わってみれば白畑は6安打1失点で無四球完投の好投。チームを13年ぶりとなる東北大会に導きました。

優勝した一関学院と久慈、盛岡中央は10月16日から秋田県で行われる東北大会に出場します。センバツ出場へ選考の対象となる地区大会。ちなみに来年のセンバツは記念大会のため東北地区一般選考枠は「3」です。

9月30日の試合結果

三位決定戦 @一関運動公園野球場
____ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡中央 310 000 010 5
水沢工  100 000 000 1
[盛] 白畑-牧野
[水] 室岡-及川琉
本塁打:田代(盛)
二塁打:和賀、村木、牧野、中村(盛) 及川塁(水)
盛岡中央が13年ぶり6回目の東北大会出場

決勝 @一関運動公園野球場
____ 一二三 四五六 七八九 計
一関学院 00 010 101 6
久慈   001 000 000 
[一] 髙澤-梅田
[久] 宇部奨、大湊-和野
二塁打:山内(一)
一関学院が14年ぶり7回目の優勝

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