【秋季大会】ベスト4が出そろう 専大北上と一関第二、花巻東と盛岡大附が準決勝で激突 岩手 - 高校野球

第75回秋季東北地区高等学校野球岩手県大会は21日、県営野球場と花巻球場で準々決勝が行われ、この秋のベスト4が出揃いました。

専大北上、激闘制す

県営の第1試合では専大北上が前回4位の花巻南と対戦。試合は専大北上・杉山優風投手と花巻南・佐々木清尊投手の互いに譲らない投手戦に。
そして延長11回、専大北上はヒットと守備の乱れから作った満塁の場面で7番小保内がレフト前へ激闘にピリオドを打つサヨナラ打!
花巻南は打線が散発3安打でエースの好投に応えることができず惜敗。
専大北上は劇的な勝利で4年ぶりの4強入りを決めました!

花巻東、終盤に強さ発揮

第2試合では花巻東と一関学院の優勝候補同士が顔を合わせました。大観衆が見守るなか始まった試合は、花巻東が序盤から4番千葉や主将の佐々木麟太郎のタイムリーで2点を先制します。
2点を追う一関学院は7回表、8番村上のタイムリーツーベースで1点を返すと、続く8回表には満塁から内野ゴロの間に三塁走者が同点のホームを踏みます。
追いつかれた花巻東はその裏、佐々木麟太郎のヒットから守備の乱れや盗塁で得点機を広げて5番中嶋から6番藤原、7番久慈に3者連続タイムリーが飛び出し3点。その後もバッテリーミスでさらに1点を追加し2対6に。そしてそのまま逃げ切ってゲームセット!
花巻東が7年連続となるベスト4進出を飾りました!

一関二、選手14人で63年ぶり扉開く

花巻球場では11年ぶりに準々決勝に臨む一関ニと初の盛岡誠桜が激突。試合は注目投手の盛岡誠桜・高橋の圧巻の2回6Kで幕を開けます。そして3回裏、盛岡誠桜はヒットと送りバントで一死2塁とするとその後守備の乱れと犠牲フライで2点を先制。
追う一関ニは5回表に満塁から守備の乱れで1点を返すと、さらに6回表には7番佐藤真のタイムリーで同点に。そこからダブルスチールで守備の乱れが重なり勝ち越しすると、その後もタイムリーや守備の乱れで得点を積み重ね9回にも2点。終わってみれば12安打9得点の猛攻で、守ってはエース三浦が2失点完投。
一関ニが9対2で勝利し、選手14人でみごとに63年ぶりのベスト4入りを掴みました!

盛岡大附、機動力で競り勝つ

第2試合では夏秋連続で8強入りした水沢が2年ぶり王座を狙う盛岡大附に挑んだ試合は、盛岡大附が6安打で4得点を奪い、守っては3投手による継投で逃げ切って4対2。
水沢は接戦に持ち込んだものの相手を上回る9安打を放ちながら好機を生かしきれず惜敗。盛岡大附はエンドランや犠打を多用し現チームの持ち味である機動力を存分に生かして5年連続となる準決勝進出を決めました!

東北大会まであと1勝。準決勝は9月24日に行われる予定です。

9月21日の試合結果

準々決勝 @岩手県営野球場
___  一二三 四五六 七八九 十土 計
花巻南  000 000 000 00 0
専大北上00 000 000 01x1
延長11回
[花] 佐々木清-平賀
[宮] 杉山風、板垣-中島
二塁打:千田(専)
準々決勝 @岩手県営野球場
___  一二三 四五六 七八九 計
一関学院 000 000 110 2
花巻東  101 000 04Ⅹ 6
[一] 小野涼、大瀬-小原翔
[花] 葛西、熊谷、中屋敷、阿部-久慈
二塁打:村上(一) 熊谷、藤原、佐々木麟(花)
準々決勝 @花巻球場
__ _ 一二三 四五六 七八九 計
一関二  000 016 002 9
盛岡誠桜 002 000 000 2
[一] 三浦-小岩
[盛] 高橋、山口、昆-川倉
二塁打:三浦(一) 平船、関谷(盛)
準々決勝 @花巻球場
___  一二三 四五六 七八九 計
水沢   000 001 100 2
盛岡大附 100 201 00Ⅹ 4
[水] 小野寺、藤澤-松本
[附] 竹ケ原、小林優、橋本-小林陸
二塁打:佐々木汰、高橋(水)

ベスト4の顔ぶれ

  専大北上 (4年ぶり)
   一関ニ (63年ぶり)
   花巻東 (7年連続)
  盛岡大附 (5年連続)

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事