第70回東北地区高校野球岩手県大会は21日、きたぎんボールパークと花巻球場で2回戦計4試合が行われました。
きたぎんボールパークでは昨秋県準優勝の専大北上が宮古商工を終盤に突き放し10対3の8回コールドで初戦突破。また昨夏王者の一関学院は実力校の花巻南と戦い、リードを守り切って5対1で準々決勝進出を決めました。
花巻球場では盛岡三が盛岡中央との同地区対決に臨み、そつのない試合運びをみせて10対3の7回コールドでベスト8へ。そして大船渡は昨秋県3位の盛岡大附を相手にミスを見逃さず得点を重ね7対6で競り合いを制して準々決勝へ駒を進めました。
ちなみに盛岡大附と大船渡は2018年秋以来の再戦で、当時は盛附打線が佐々木朗希投手を攻略しました。今日は兄と同じ背番号1を背負う弟・怜希投手があの時と同じ花巻球場の先発マウンドに上がりました。佐々木怜希選手は序盤から苦しみながらも試合を作り、自己最速を更新する139キロもマーク。8回途中からはマウンドを仲間に託してセンターの守備につくと、右中間を破るかという鋭い打球を好捕し観客を沸かせます。また打撃では三塁打や内野安打で快足を披露。当然ながら兄・朗希投手とはまた違う魅力溢れる選手であることをみせてくれました。
ベスト8入りが決まった専大北上と一関学院、盛岡三と大船渡はそれぞれ夏のシード権獲得となります。
22日はきたぎんボールパークと花巻球場で残りの2回戦計4試合が行われる予定です。
5月21日の試合結果
2回戦 @きたぎんボールパーク
__ _ 一二三 四五六 七八九 計
宮古商工 030 000 00 3
専大北上 210 000 34x 10
(8回コールド)
[宮] 菊池、古舘、下山 菊池-貫洞
[専] 中澤、杉山風、板垣-近藤
三塁打:坂本(専)
二塁打:辻野、近藤(専)
2回戦 @きたぎんボールパーク
_ _一二三 四五六 七八九 計
一関学院 310 100 000 5
花巻南 000 000 010 1
[一] 高橋佑、大瀬-小原翔
[花] 平畑、佐々木清-平賀
二塁打:菅野、原田(一) 阿部2(花)
2回戦 @花巻球場
_ _ _一二三 四五六 七八九 計
盛岡大附 100 002 030 6
大船渡 002 104 00Ⅹ 7
[盛] 竹ケ原、橋本-小林
[大] 佐々木怜、上野-志田
三塁打:佐々木怜(大)
二塁打:及川(大)
2回戦 @花巻球場
__ _ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡中央 000 101 1 3
盛岡三 024 202 Ⅹ 10
(7回コールド)
[中] 中清水、北田、宮野-小笠原
[三] 藤枝、藤原、駒井-田村
三塁打:磯野(中)
二塁打:阿部、玉川(三)