春の高校野球東北大会はベスト4入りをかけた準々決勝が行われました。8年ぶりに3校揃って初戦を突破した岩手県勢も準決勝へ駒を進めるため、強豪と激闘を繰り広げました。

花巻球場では岩手第3代表の盛岡三が、初戦で前回王者の聖光学院にサヨナラ勝ちした日大山形と対戦しました。
初回から相手エラーで1点を先制すると、その直後にソロホームランで追いつかれたものの、それ以降は盛岡三が試合をコントロールします。ボールをよく見極めて四球を選びながらヒットを絡めて得点機を作ると、押し出しやタイムリーで着実に得点を積み上げていき、守ってはエース藤枝が136球2失点完投で7奪三振の好投。終わってみれば6対2で逃げ切りみごとに準決勝進出を決めました。

盛岡三のベスト4進出は準優勝した2014年以来9年ぶり!ここまで2試合を花巻球場で戦ってきたナインと応援団は最高の形で盛岡・きたぎんボールパークへ帰ります!

花巻東は明桜との第1代表対決に臨みました。試合は序盤の2回裏に花巻東がタイムリーに相手失策が絡んで2点を先制したものの、その後は明桜のペースに。積極的な打撃から4回表には4連打などで3点を奪い試合をひっくり返すと、その後も得点を重ねていき5対2でゲームセット。
花巻東は2年生ピッチャーの小松龍一が5回3安打1失点で3者連続を含む7奪三振の好投で獅子奮迅の活躍をみせたものの、ベスト4進出には届きませんでした。

きたぎんボールパークで行われた一関学院と仙台育英の試合は、仙台育英が先発・田中優飛投手と2番手・仁田陽翔投手(大船渡第一中出身)の継投で0封リレーなどで8対0の7回コールドで初戦突破を決めるとともにベスト4進出を飾っています。ちなみに岩手出身の仁田投手は故郷の新球場で自己最速を更新する149キロをマークしています。

仙台育英対盛岡三、明桜対八戸学院光星の準決勝は9日の休養日を挟んで10日にきたぎんボールパークで行われる予定です。

県勢の試合結果

準々決勝 @きたぎんボールパーク
____ 一二三 四五六 七八九 計
仙台育英 020 030 3   8
一関学院 000 000 0   0
(7回コールド)
[仙]田中、仁田-尾形
[一]小野涼、寺尾、小山-梅田
三塁打:鈴木(仙)
二塁打:田中、湯浅(仙)

昨夏甲子園覇者の仙台育英がベスト4へ1番乗り!4年ぶりとなる準決勝進出です。一関学院は8年ぶり4強に届かなかったものの貴重な経験を糧に夏へ向かいます

準々決勝 @花巻球場
___ _一二三 四五六 七八九 計
盛岡三  111 001 020 6
日大山形 100 000 010 2
[盛] 藤枝-田村
[日] 山田 佐藤 本田-高橋
本塁打:清野(日)
三塁打:鈴木(盛)
二塁打:駒井 玉川(盛) 遠藤(日)

盛岡三、ベスト4進出!準優勝した2014年以来9年ぶり!花巻球場で勝ち上がったナインは最高の形で盛岡・きたぎんボールパークへ帰ります!

準々決勝 @花巻球場
___ 一二三 四五六 七八九 計
明桜  003 010 100 5
花巻東 020 000 000 2
[明] 難波 加藤悠-吉川
[花] 熊谷 中屋敷 小松-小林
二塁打:加藤世 吉川(明)

明桜、2大会ぶりとなるベスト4進出。惜しくも花巻東は準決勝進出ならず。この経験を糧に夏岩手の王座奪還を目指します

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