【春季大会】高校野球岩手県大会 花巻東と盛岡大附が決勝進出 5月24日の試合結果

春季高校野球岩手県大会~第5日目

春の高校野球は2度の雨天順延を挟んでベスト4が激突。

第一試合では花巻東が久慈との延長までもつれた接戦を制して3大会連続となる決勝進出。第二試合では盛岡大附が花巻南の猛追を振り切り2017年以来となる決勝進出を決めました。

決勝は3連覇を狙う花巻東と秋春連覇を目指す盛岡大附が激突します!両者が春決勝で顔を合わせるのは7年ぶり。

また3位決定戦はともに準決勝で岩手の双璧たる強豪と手に汗握る競り合いをみせた久慈と花巻南の対戦。

いよいよ夏へ繋がる春の陣もクライマックスです!

5月24日(月)の試合結果

準決勝

@一関運動公園野球場
     一二三 四五六 七八九 十土  計
久慈   010 100 001 000 3
花巻東  010 002 010 001x4
(久)播磨、松川ー荒谷、吉田
(花)萬谷、菱川ー田代
三塁打:黒澤(花)
二塁打:大村2(久)佐藤(花)

春の大会では2010年以来の再戦となる花巻東と久慈の試合。先手を取ったのは久慈。2回表、4番大村がツーベースでチャンスを作り6番佐藤がライトへタイムリーを放ち先制しました。その裏、花巻東は黒澤のレフト前ヒットから盗塁と送りバントで1死三塁とし、9番萬谷のスクイズの構えから三塁ランナーがホームへ突入しセーフで同点。

その後4回表の久慈は、またしても4番の大村がツーベースを放ちチャンスメイクし、7番長川がレフト線へのタイムリーで勝ち越しに成功します。投げては先発左腕の播磨がコーナーを突くピッチングで花巻東打線を5回までヒット三本に抑える好投をみせます。反撃したい花巻東は6回裏、二死2塁から主将黒澤のライトオーバーのタイムリースリーベースで同点に。さらに途中出場の菊池にもタイムリーが飛び出しわずか1点ながらリードを奪います。

久慈打線は5回からリリーフ登板した花巻東のエース菱川を打ち崩すことができないままむかえた9回、2死から四球とヒットで1・2塁のチャンスを作り、代打に送られた主将の宇部が値千金の同点タイムリーを放ち試合を振り出しに戻します。

そしてタイブレークも頭をよぎる延長12回裏。花巻東はヒットと進塁打となるピッチャーゴロで2死2塁の場面をむかえ、6番佐藤の会心の当たりはセンター頭上を越えるサヨナラ打。花巻東が3大会連続となる決勝進出を果たしました。

@一関運動公園野球場
     一二三 四五六 七八九 計
花巻南  000 000 004 4
盛岡大附 410 000 10Ⅹ 6
(花)柿澤、櫻田、高橋ー平野、菊池琉
(盛)柴田、大平、千葉雄、三浦ー田屋、千葉大
本塁打:新井(盛)
二塁打:金子2(盛)

夏の激戦も記憶に残る花巻南と盛岡大附の試合。いきなり盛岡大附の強力打線が力をみせます。初回、バッテリーミスと犠牲フライで2点を先制すると、さらにランナーを一人置いて6番新井がレフト場外へ消える大きな2ランホームランを放ち2点を追加。2回には四球に盗塁を絡めて守備の乱れも重なり1死3塁とし、大会屈指の強打者・松本が狙いすましたかのように一二塁間を破るライト前タイムリー。盛岡大附が序盤から大きなリードを奪います。

追いかける花巻南は櫻田と菊池琉のバッテリーとなった4回以降は、打たせてとるピッチングで3イニングをノーヒット。持ち味を存分に発揮し、バッテリーに引っ張られるように軽やかとなった内野陣の軽快な守備もあり、追加点を許さないまま試合が進みます。

追加点がほしい盛岡大附は7回裏、2塁にランナーを置いて、松本がこの試合2本目となるタイムリー。盛岡大附はリードを6点とします。

追い詰められた花巻南は9回表、先頭の下瀬川がヒットで出塁すると、続く主将の小原が連打となるヒットを放ち1・2塁へ。主将の小原は3打数3安打1四球で全打席出塁の大活躍です。そして澤田が四球で繋いで無死満塁とし、今大会勝負強さ際立つ高橋が2点タイムリー。この後も四球で繋ぎ再び無死満塁にすると、佐藤が押し出しとなる四球を選んで3点差へ。さらに満塁は続き、菊地亮の犠牲フライでついにスコアは4対6の2点差へ。

しかし花巻南の猛追もここまで。盛岡大附のリリーフ三浦が反撃を断ちゲームセット。盛岡大附が4年ぶりの決勝進出を飾りました。

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