【選手権岩手大会】ベスト8 出そろう 盛岡三が投打で力 夏に強い盛岡一が準々決勝へ 岩手 - 高校野球 

第105回全国高校野球選手権岩手大会はベスト8を懸けた戦い。前日には花巻東と盛岡誠桜、盛岡商と一関学院が準々決勝進出を決めており、21日にはきたぎんボールパークと花巻球場で残りの3回戦計4試合が行われました。

今春県3位の盛岡三と昨秋県4強の一関二が顔を合わせた試合は、盛岡三が毎回得点の12安打12得点で5回コールド。低い打球を心掛けている打線の振りは鋭く、走塁や機転を利かせたプッシュバントなど”自分たちで考える野球”が徹底。一関二は5安打を放ち得点圏に走者を進めるもののあと一本が出ず惜敗。盛岡三が2年連続となるベスト8入りを決めました。

盛岡一と大船渡の実力校対決は、夏に躍動する盛岡一が1年生投手による継投で接戦をものにしました。盛岡一は3回裏の得点機に主将の千葉が先制のタイムリーを放ち、その後守備の乱れや髙橋のタイムリーで加点し3点を奪います。対する大船渡は3回表以外は得点に走者を置くものの得点することができずむかえた9回表、主将の今野が犠牲フライを放ち1点を返すものの及ばず。盛岡一が反撃を振り切って3大会連続となる準々決勝進出を決めました。敗れた大船渡は選手16人が出場しまさに総力戦。甲子園出場経験のある公立の実力校対決は手に汗握る熱戦でした。

第4シードの盛岡四に黒沢尻北が挑んだ試合は、盛岡四が切れ目のない打線で18安打を放ち9得点。守っては3投手の継投で黒沢尻北打線を2安打に封じ9対1で2年ぶりとなる8強入り。水沢一とシード校の専大北上がぶつかった同地区対決は、専大北上が12安打10得点の猛攻。投げては春から投手に転向した江川が5回1安打無失点5奪三振の好投をみせて投打盤石の戦いぶり。初戦突破の勢いをそのままに7年ぶりのベスト8へ駒を進めました。

22日はきたぎんボールパークと花巻球場で準々決勝が行われる予定です。

7月21日の試合結果

3回戦 @きたぎんボールパーク
___ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡三 151 23      12
一関二 000 00      0
(5回コールド)
[盛] 藤原-田村
[一] 三浦、菅原錬-小岩
三塁打:田村(盛)
二塁打:玉川2(盛) 佐藤駿(一)

3回戦 @きたぎんボールパーク
____ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡四  001 102 104 9
黒沢尻北 000 001 000 1
[盛] 佐藤諒、櫻田、眞下-鳥谷部
[黒] 城守、佐々木望、加瀬谷-高橋優
三塁打:村松2、鳥谷部(盛)
二塁打:村松(盛)

3回戦 @花巻球場
____ 一二三 四五六 七八九 計
水沢一  000 00      0
専大北上 305 02x     10
(5回コールド)
[水] 佐藤航-高橋楓
[専] 江川-近藤
三塁打:辻野(専)
二塁打:高橋(専)

3回戦 @花巻球場
___ 一二三 四五六 七八九 計
大船渡 000 000 001 1
盛岡一 003 000 00Ⅹ 3
[大] 佐々木怜、熊谷滉、山本、上野-志田
[盛] 川崎、安田-千葉
二塁打:及川、山本、佐藤、大森(大) 坂本、千葉(盛)

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