第79回秋季東北地区高校野球岩手県大会は19日、きたぎんボールパークで2回戦3試合が行われました。新チーム公式戦で5試合連続二桁安打をマークした花巻北、圧倒的な攻撃力を見せた久慈、激しい攻防をサヨナラ勝ちで制した盛岡商がそれぞれ勝利を収め、準々決勝進出を決めました。

花巻北が16安打の猛攻で乱打戦を制す!一関一との伝統校対決に勝利

4試合連続二桁安打中でチーム打率.447を誇る花巻北と今夏県4強の一関一がぶつかる伝統校対決。試合は初回、一関一が1・3塁で4番中山がタイムリーを放ち先制。負けじと花巻北も直後の1回裏、1・2塁の場面を作って4番大木がタイムリーを放ちすぐさま同点に。さらに1・2塁から四球で満塁とし、連続死球で2点を勝ち越し。初回から試合が大きく動きます。

3対1でリードする花巻北は2回裏、一死から2番髙橋有が内野安打で出塁。その後後続が三振に倒れる間に1塁走者が盗塁を決めてそこに守備の乱れが絡み二死3塁へ。そして4番大木が2打席連続となるタイムリー。花巻北が勝負強さを発揮します。

1対4の3点差で追いかける一関一は3回表、無死1塁から5番舛井がタイムリースリーベースを放つと、続く6番飯塚が一二塁間を破るライト前タイムリー。さらに四球や送りバントで二死2・3塁として、1番及川がタイムリー内野安打。一関一が集中打で試合を振り出しに戻します。

追いつかれた花巻北は4回裏、先頭の2番髙橋有と3番森江の連打で1・2塁とすると、5番中島がヒットでチャンスを広げて満塁へ。そして7番鬼栁が左中間へ2点タイムリー。花巻北が再び勝ち越しに成功します。

その後は両チームのピッチャーが踏ん張り追加点を許さず。激しく動いていた試合は落ち着きをみせます。そして6対4で花巻北がリードしたまま9回表へ。守る花巻北は一関一の先頭打者に大きな当たりを打たれるもののレフトの高橋幸が下がりながらフェンス際で好捕。その後負傷退場となるもビックプレーがチームを救います。そして好リリーフを続けている髙橋有が後続を抑えてゲームセット。花巻北が競り合いを制して準々決勝進出を決めました。

花巻北は16安打の猛攻で新チーム発足後5試合連続となる二桁安打を記録。準々決勝での花巻東との同地区対決へ駒を進めました。

久慈が9対1の7回コールド勝ち!一関修紅の勢いを止め準々決勝へ進出

予選3試合を41得点無失点で勝ち上がった久慈と36年ぶりの勝利で勢い増す一関修紅の一戦。試合は2回裏、久慈が死球と6番伊藤のヒットで1・2塁とし、7番佐藤のバントで守備が乱れ、3塁に進んだ走者がその隙を見逃さずホームイン。さらに1・3塁から8番椿がスクイズ。久慈が2点を先制します。

2対0でリードする久慈は4回裏、相手守備の乱れで1点を追加すると、負けじと一関修紅もその直後の5回表に2番中澤のタイムリーで1点を返します。すると5回裏に久慈が猛攻。3連打を含むヒット4本に足を絡めて一挙4点を奪い、リードを6点に広げます。

そして6回裏、久慈は二死から5番下舘理がツーベースを放ち得点機を作ると、三盗と四球で1・3塁として、7番佐藤の2点タイムリースリーベースでリードを8点に広げます。7回表はリリーフの晴山が登板。晴山は起用に応えて力のあるストレートを中心に気合が入ったピッチングを披露。一関修紅の攻撃を三者凡退に抑えて、ここでコールドゲームが成立。9対1で勝利した久慈が初戦突破とともに準々決勝進出を決めました。

盛岡商が4対3で劇的サヨナラ勝ち!花巻南との激闘を制す

予選で花巻東や専大北上と戦ってきた花巻南が初戦へ。1回戦で大船渡とのシーソーゲームを制して勝ち上がった盛岡商と対戦しました。

試合は花巻南の浅沼、盛岡商の角の両先発が上々の立ち上がりをみせて0対0のまま進みます。スコアが動いたのは3回裏、盛岡商は先頭の8番熊谷がヒットで出塁。一死となり盗塁で得点圏に進み、1番小田島がヒットで繋いで1・3塁とし盗塁を決めて2・3塁へ。そして2番菅原の犠牲フライと3番佐々木時のタイムリー。盛岡商が2点を先制します。

さらに盛岡商は5回裏、先頭の9番城内が四球で出塁するとすかさず盗塁を決めて得点圏へ。続く1番小田島が送りバントを決めて一死3塁とすると、先制の犠牲フライを放っている2番菅原が今度はスクイズを決めてリードを3点に広げます。

0対3で追う花巻南は8回表、先頭の8番一倉がヒットで出塁すると、9番鎌田が絶妙なセーフティーバントを決めて1・2塁へ。そして3番高橋壱が左中間へ2点タイムリースリーベースを放ち1点差に迫ります。

さらに土壇場の9回表、花巻南は先頭の5番半澤が左中間へツーベースを放ち、6番成田がきっちり走者を進めて一死3塁とし、再び一打同点の場面を作ります。そして7番遠藤が迷うことなく初球を振り抜きレフトへ犠牲フライ。花巻南がついに試合を振り出しに戻します。

そして9回裏、追いつかれた盛岡商は先頭の途中出場で5番に入っている吉田が右中間へツーベースを放ちます。続く6番工藤が慎重にボールを見極めながら送りバントを決めて走者を3塁に進めて、死球と盗塁で一死2・3塁。ここで花巻南はライトがピッチャーの横にきて内野5人シフト。そして続く打者が前進守備の網にかかり二死となって、その後申告敬遠で満塁。ここでむかえた1番小田島がサヨナラタイムリーを放ち熱戦にピリオド。盛岡商、4対3の劇的サヨナラ勝利でベスト8進出を飾りました。

9月19日の試合結果

◇2回戦 @きたぎんボールパーク
一関一 103 000 000=4 H11E1
花巻北 310 200 000=6 H16E0
[一]舛井 菅原-及川
[花]川村 髙橋有-鎌田
三塁打:舛井(一)
二塁打:及川 加藤大成(一)

◇2回戦 @きたぎんボールパーク
一関修紅 000 010 0=1 H5E4
  久慈 020 142 X=9 H10E1
7回コールド
[一]阿部昂 加藤-加藤 中野
[久]向井颯 晴山-川端
三塁打:佐藤(久)
二塁打:加藤(一) 椿 下舘理(久)

◇2回戦 @きたぎんボールパーク
花巻南 000 000 021 =3 H6E0
盛岡商 002 010 001x=4 H7E2
[花]浅沼-成田
[盛]角 向川原 佐々木時-熊谷
三塁打:高橋壱(花) 菅原(盛)
二塁打:半澤(花) 吉田(盛)

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