いよいよベスト8激突へ 混戦模様の春季高校野球岩手県大会 

熱戦続く春の高校野球、岩手県大会は準々決勝へ突入。野田村のライジング・サン・スタジアムでは県北の第1・第2代表が登場。第1試合では久慈が昨夏4強の水沢工と対戦します。近年はともに上位に進出し大会を大いに盛り上げてきた両者ながら、顔を合わせるのは2019年秋以来。ここまで2試合18イニングを投げてわずか1失点の2年生左腕・森岡投手(水沢工)。そして初戦2回戦ではホームランを含む2安打4打点の勝負強い活躍をみせた強打者・岩井選手(久慈)の対決も楽しみ。

第2試合では盛岡大附と福岡が激突。夏の甲子園出場は県内最多の11回の盛岡大附、そして10回を数える古豪の福岡。まさに岩手の頂点をよく知るチーム同士の対戦となります。直近の対戦はコロナ禍で行われた夏の独自大会1回戦以来。初戦では1安打2打点、2回戦では二塁打2本を放ちリードオフマンとして打線を牽引している向川原選手(福岡)。主将としても勝負強い打撃でもチームを引っ張る中沢選手(盛岡大附)らも注目です!

二戸の大平球場の第1試合では大会4連覇を狙う花巻東と地区予選の敗者復活戦から勝ち上がってきた盛岡四が対戦。昨夏の岩手大会準々決勝の再戦となります。熱視線を集めているのは言わずもがな2年生ながらすでに高校通算本塁打60本超の佐々木麟太郎選手(花巻東)。大きなプレッシャーのなかでどんな活躍をみせるのか楽しみ。また捕手としてもチームを牽引する主将の高橋選手(盛岡四)は初戦で殊勲打、2回戦では3安打の打撃で抜群の存在感。ともに力のある選手が多く好ゲームとなりそう。

第2試合では盛岡三と沿岸1位の大船渡が顔を合わせます。2018年の夏と秋、佐々木朗希を擁した大船渡と対戦した盛岡三。この春は弟・怜希選手がいるチームと戦います。守ってはショートで躍動する怜希選手は俊足巧打でスピード感溢れるプレーが持ち味。またエースナンバーを背負い中軸にも座る内田選手(盛岡三)は投打で輝きを放っています。

実力校や好投手が大会を去る混戦模様の春の陣。勝てば週末の準決勝へ進出するとともに、夏はトーナメント表の四隅へ振り分けられる上位のシード権獲得となります。

がんばれ岩手の高校球児たち!

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