第69回春季東北地区高校野球の岩手県大会は24日、野田村のライジング・サン・スタジアムと二戸市営大平球場で準々決勝4試合が行われ、この春のベスト4が決定!
ライジング・サン・スタジアムの第1試合では前回3位の久慈と昨夏県4強の水沢工が激突。試合は緊迫の投手戦で6回まで進み1対1、大きく動いたのは終盤でした。久慈は7回に宮澤の2点タイムリーや佐藤の2点スリーベースなどで5点を奪うと、さらに8回にも2点を加え大量7点のリードを奪います。そして水沢工打線は久慈のリリーフ小川の力投で得点することができず。久慈が9対0の7回コールドで2大会連続となる4強入りを果たしました。
ライジング・サン・スタジアムの第2試合では夏の甲子園県内最多11度の盛岡大附と10度の福岡が顔を合わせました。2回に先制すると3回には今野がソロホームラン。その後も四死球で作った得点機にしっかり中沢や大里らのタイムリーでしっかり加点し計8安打9得点。投げては武石と酒井の継投で2安打0封リレー。盛岡大附が9対0の7回コールドで3大会連続となる準決勝進出を飾りました。
大平球場の第1試合では4連覇を狙う花巻東と地区予選の敗者復活戦から勝ち上がってきた盛岡四が対戦。試合は序盤から花巻東の打線が猛攻をみせ、2回には5者連続タイムリーなど打者一巡で5点を奪い、さらに3回には注目の2年生スラッガー佐々木麟太郎が今季公式戦第1号、高校通算67号となるホームランを放ち大量リードを奪います。盛岡四も計9安打を放ち、藤澤や藏谷のタイムリーで2点を返しましたが届かず。9対2の7回コールドで花巻東が8大会連続となるベスト4に進出しました。
大平球場の第2試合は盛岡三と大船渡の公立校対決。試合は4回表裏、大船渡が今野のタイムリー内野安打で先制すると、その直後の5回表に盛岡三が犠牲フライですぐに同点とします。決勝点となったのは6回表、2人の走者を置いて駒井が左中間へ2点タイムリースリーベースを放ちリードを奪います。守ってはエース内田が最後まで球威衰えずきっちり投げ切って9回6安打1失点の好投。盛岡三は放ったヒットわずか4本ながら試合巧者ぶりを発揮し3大会ぶりに準決勝へ駒を進めました。
準決勝は28日、決勝と3位決定戦は29日に行われ、東北大会に出場する3校が決定する予定。
ベスト4の顔ぶれ
久慈 (2大会連続)
盛岡大附 (3大会連続)
盛岡三 (2018年以来)
花巻東 (8大会連続)
試合結果
準々決勝 @ライジングサンスタジアム
_____ 一二三 四五六 七八九 計
久慈 100 000 52 8
水沢工 100 000 00 1
(8回コールド)
[久] 小向、小川-荒谷
[水] 森岡、安倍-松戸
三塁打:佐藤2、宮澤(久)
二塁打:垂柳、對馬、小川(久)
準々決勝 @ライジングサンスタジアム
_____ 一二三 四五六 七八九 計
福岡 000 000 0 0
盛岡大附 015 300 Ⅹ 9
(7回コールド)
[福] 日影舘温、立崎-片野
[盛] 武石、酒井-吉田、坂田
本塁打:今野(盛)
三塁打:船生(盛)
二塁打:佐藤(盛)
準々決勝 @二戸市営大平球場
_____ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡四 000 002 0 2
花巻東 251 000 1x 9
7回コールド
[盛] 櫻田、工藤-髙橋
[花] 北條、大道、工藤翔-田代
本塁打:佐々木麟太郎(花)
三塁打:小沢、菊池、小原(花)
二塁打:田代3、佐々木麟太郎、渡辺(花)
準々決勝 @二戸市営大平球場
_____ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡三 000 012 000 3
大船渡 000 100 000 1
[盛] 内田-田村
[大] 佐々木啓、岡澤-志田
三塁打:駒井(盛)