【春季大会】逆転の花巻東、本領発揮　10年ぶり2度目となる東北の春頂点　高校野球 - 東北大会

第71回春季東北地区高校野球大会は18日、石巻市民球場で決勝が行われました。顔を合わせたのは岩手1位の花巻東と青森1位の弘前学院聖愛。試合は1点を争う手に汗握る白熱の好ゲームとなりました。

花巻東の2年生投手の先発・金野快投手は初回を三者凡退に抑え上々の立ち上がりを見せると、4回には相手中軸を3者連続奪三振とし圧巻のピッチングをみせます。対する聖愛の先発、背番号1・吹田投手は7回までスコアボードに0を刻む素晴らしい好投。

均衡が崩れたのは8回。聖愛は先頭打者のセーフティーバントから始まり、送りバントとセーフティーバントを続けて決めて一死1・3塁へ。そしてさらにセーフティースクイズを決めて先制。怒涛の4者連続バントでリードを奪います。

すると花巻東はその直後、9番の村上選手がセーフティーバントで出塁すると、その後内野ゴロで一塁走者が入れ替わる形で簗田選手へ。そして二盗、三盗を立て続けに決めて三塁まで進むと、途中出場の2番山﨑がスクイズを決めて同点とします。

そして同点のまま試合は延長タイブレークへ突入。聖愛が1点を勝ち越してむかえた10回裏、無死1・2塁から送りバントで2・3塁とし、8番小松選手がバスターでボールを叩きつけて内野ゴロとし、それがフィルダースチョイスを誘い三塁走者が生還し2対2の同点。さらに二死2・3塁としてむかえた1番簗田選手が放った打球は三遊間を破るサヨナラ打！

花巻東が土壇場での逆転劇で、10年ぶり2回目の優勝を飾りました！

岩手県勢の試合結果