【春季大会】ベスト8出そろう 花巻東と盛岡誠桜、水沢商と高田が準々決勝へ 岩手 - 高校野球

第71回春季東北地区高校野球岩手県大会は20日、きたぎんボールパークと花巻球場で夏のシード権をかけた2回戦4試合が行われ、ベスト8と夏の岩手大会シード校が決定しました。

 

きたぎんボールパークの第1試合は春6大会連続優勝を目指す花巻東と1回戦を完封で勝ち上がった一関二が対戦。試合は花巻東が初回、一死3塁からセカンド後方へのフライで、3塁走者の簗田選手が捕球体制が崩れたことによって送球が遅れると予想していたようにタッチアップを試みてみごとホームイン。花巻東が好走塁で先制します。

さらに畳みかけたかった花巻東ですが、一関二のエース佐々木惺河投手がコースを突く丁寧なピッチングをみせて要所を抑えていきます。そして1点差のまま後半に突入すると、花巻東はタイムリーだけではなく犠牲フライやスクイズでも得点重ねて、じりじりと一関二を引き離します。

そして3回途中からマウンドに上がった金野快投手が6回2/3を投げて1安打無失点の好救援をみせゲームセット。花巻東が初戦を突破するとともにベスト8進出を飾り、夏のシード権を掴みました。

 

第2試合は水沢商と盛岡商の商業校対決。試合は降りやまない雨の影響もあり激しい点の取り合いに。盛岡商が2回表に1点を先制すると水沢商は2回裏から5回裏までに6点を奪い試合を優位に進めます。

盛岡商は入念なグラウンド整備直後の6回表と7回表に合わせて6点をあげてリードを奪ったものの、その直後に水沢商がフィルダースチョイスやタイムリーなどで一挙6点を奪いリードを取り返します。

雨で土の部分がぬかるみ、ボールも滑りやすくなった状況で思いがけないエラーも飛び出す試合展開でしたが、水沢商のリリーフとしてマウンドに上がっていた千田投手が8回と9回を0点に抑えてシーソーゲームを締めました。

 

花巻球場では盛岡誠桜が5対2で久慈東を退けてベスト8へ。高田は3対2で盛岡一に勝利し準々決勝へ駒を進めています。

大会は休養日を挟んで22日に準々決勝が行われる予定です。

5月20日の試合結果

2回戦 @きたぎんボールパーク
___ 一二三 四五六 七八九 計
花巻東 100 001 220 6
一関二 000 000 000 0
[花] 千葉琉、安部、金野-千葉爽
[一] 佐々木惺、菅原錬-滝上
二塁打:千葉爽2、新田、金野、簗田、山﨑(花)

2回戦 @きたぎんボールパーク
___ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡商 010 003 300 7
水沢商 014 010 60Ⅹ 12
[盛] 菅原、吉田、袖山、横山-大道
[水] 千葉孔、千田-遠藤
二塁打:千葉俊(水)

2回戦 @花巻球場
____ 一二三 四五六 七八九 計
久慈東  000 110 000 2
盛岡誠桜 111 011 00Ⅹ 5
[久] 中崎、渡辺、三上-西川
[盛] 山口-藤田
二塁打:中崎(久) 藤田(盛)

2回戦 @花巻球場
___一二三 四五六 七八九 計
高田  000 300 000 3
盛岡一 200 000 000 2
[高] 須賀、千葉来-齋藤
[盛] 川崎-安齋
二塁打:安田、笹木、田中(盛)

夏の岩手大会シード校

__盛岡誠桜 (2大会連続)
__盛岡大附 (2年ぶり)
___花巻東 (16大会連続)
__専大北上 (2大会連続)
__一関学院 (2大会連続)
___水沢商 (初)
____高田 (8年ぶり)
___大船渡 (3大会連続)

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