第105回全国高校野球選手権記念岩手大会が最終日をむかえ、26日にきたぎんボールパークで決勝戦が行われました。

試合は花巻東が初回、1ヒットと連続四球で無死満塁としこの日4番に座った北條慎治の2点タイムリーと6番廣内駿汰のタイムリーで3点を先制。続く2回にも9番小林然のツーベースと守備の乱れから二三塁に走者を置いて、2番熊谷陸が2点タイムリーやバッテリーミスで3点を追加。その後も3番佐々木麟太郎のタイムリーなどで着実に得点を積み重ねていきます。

反撃したい盛岡三でしたが相手投手の素晴らしい投球を前になかなかチャンスを作ることができず。玉川仁乃助が5回と8回に反撃の狼煙となる盗塁を決めて得点圏に進みむもあと1本が出ず。8回にリリーフした杉澤直輝は最速142キロをマークするなど力強い投球で花巻東打線を三者凡退とし味方打線の奮起を待ちました。それに応えるように9回、駒井優樹が執念の内野安打で出塁し、盗塁も決めてみせました。しかしホームが遠かった。

花巻東の先発・小松龍一がこの日最速145キロをマークするノビのあるストレート、そしてスライダーや鋭く落ちるフォークを駆使しして17奪三振の好投でみごと完封。

花巻東が投打で圧倒し、10対0で4年ぶり11度目の甲子園切符を掴みました。

7月26日の試合結果

決勝 @きたぎんボールパーク
___ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡三 000 000 000 0
花巻東 330 110 20Ⅹ 10
[盛] 藤枝、藤原、杉澤-田村
[花] 小松-小林
二塁打:小林2、熊谷(花)

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