【選手権岩手大会】久慈東が底力で終盤の逆転劇　北三陸連合は夏白星　盛岡一は乱打戦制して4大会連続初戦突破　岩手 - 高校野球

第105回全国高校野球選手権岩手大会は11日、きたぎんボールパークと花巻球場で1回戦5試合が行われました。

きたぎんボールパークでは雨の影響で1時間以上遅れて第1試合の久慈東と黒沢尻工の試合がプレーボール。試合は久慈東が序盤に1点ずつ取り合ってむかえた4回裏、黒沢尻工が満塁から早川の2点タイムリーで勝ち越しに成功すると5回裏にも2点を奪い4点をリードします。追う展開となった久慈東は6回表に中崎の2ランホームランなどで3点を返すと、8回表には好リリーフをみせていた小向が2点タイムリースリーベースを放ちバットでも躍動。その後も得点を重ねて9対5で4大会連続となる初戦突破を飾りました。

花巻球場では来春の一戸との統合で現校名では最後の夏となる福岡工が盛岡一と対戦。試合は初回から盛岡一が打者15人の猛攻で10点を奪い主導権を握るも、その後福岡工も「練習の7割が打撃」と語る通り持ち味の打力を発揮し相手を上回る19安打。最後は粘る福岡工を振り切って盛岡一が20対12の8回コールドで4大会連続となる初戦突破を飾りました。

昨夏は初戦で戦った大野と久慈工は今夏は北三陸連合として出場。江南義塾と戦い、細越(大野)と中村(久慈工)の0封リレーで夏1勝を掴みました。また水沢一は宮古との接戦を制して4年ぶりの初戦突破。現3年生にとっては嬉しい公式戦初勝利となりました。そして雨で試合開始が18時頃となった盛岡農と遠野緑峰の試合は盛岡農が長打に足を絡めて12得点を奪い7年ぶりの夏勝利を飾りました。

7月12日は悪天候が予想されるため雨天順延が決定。13日から2回戦に熱闘が始まる予定です。

7月11日の試合結果