第104回全国高校野球選手権岩手大会が開幕
夏の甲子園を目指す高校球児たちの熱い戦いが始まりました。盛岡市の岩手県営野球場で行われた開会式では3年ぶりに選手たちの入場行進が復活。盛岡第一高校の應援団長・佐久間洸太郎さんの先導で、前回大会優勝校・盛岡大附が続き、その後組み合わせ順に各チームが堂々と行進しました。またプラカードを持ったのはコロナ禍前と同じく盛岡白百合学園高校の生徒たちでした。
そして66校59チームを代表して選手宣誓を務めたのは一関工・阿部翔悟主将。「大好きな野球で、今もなお東日本大震災からの復興に取り組んでいる多くの住民の皆さんに勇気と感動を届けることを誓う」と見事に大役を果たしました。
開会式の後には、育成功労賞に選ばれている菅原司さん、特別表彰に選ばれた前理事長の大原茂樹さん、そして令和5年3月で閉鎖されることが決定している岩手県営野球場が表彰されました。
開幕試合~戻ってきた学校応援
学校応援が夏の高校野球のスタンドに戻ってきました!伝統のバンカラ応援は威風堂堂と選手の背中を後押しし、ブラスバンドは生演奏でおなじみの応援曲を奏でて熱戦に花を添えていました。
3年前は当たり前だった夏の光景に胸が熱く。しかしまだ大声援は送れません。ブラスバンドの人数や応援方法にも制限はあります。
それでも球場全体が熱戦でひとつになる感覚、感動や興奮が直接的に伝わってくる感覚は夏の大会ならでは。
やっぱり高校野球は熱い!
開幕試合となった花巻農と黒沢尻北の一戦も熱かった!
先制したのは黒沢尻北でしたが、その直後に花巻農が守備の乱れから始まった攻撃で4連打をみせて4点を奪い逆転すると、以降も追い上げを受けながらも得点し終盤までリードを守り続けます。そして9回をむかえた時は12対7で花巻農が5点のリード。ここから黒沢尻北が怒涛の5連打などで一挙4点を奪い1点差まで詰めよる猛追をみせましたが一歩及ばす。花巻農が逃げ切って花巻東が待つ2回戦進出を果たしました。