【春季大会】ベスト8出そろう 花巻東、盛岡大附ら接戦を競り勝ち準々決勝へ 22日の試合結果 岩手-高校野球

第69回春季東北地区高校野球の岩手県大会は22日、野田村のライジング・サン・スタジアムと二戸市営大平球場、八幡平市総合運動公園野球場の3会場で2回戦計8試合が行われ、この春のベスト8が出そろうとともに、夏の岩手大会シード校が決定しました。

八幡平球場では注目カードが2試合。花巻東と一関学院の強豪校対決は一関学院の変則サイド、先発・小野涼の好投もありロースコアの展開に。それでも渡辺陸の2点タイムリーなどで3対2の競り合いを制しました。また秋3位の盛岡大附と同8強で一関1位で臨む千厩の一戦も白熱。リードされながらもモリフは中盤に四球や失策絡みで同点とし代名詞の長打で逆転。千厩は主将・佐藤が5打点を挙げる活躍などをみせたが執念の反撃は及ばず。盛附が逃げ切って8強へ滑り込みました。

大平球場では昨夏4強の水沢工と昨秋準優勝の久慈東が対戦。昨秋も接戦を繰り広げた両者の試合はまたも好ゲームとなり2対1で水沢工が雪辱。また福岡と花巻北の伝統校対決は地元・二戸の応援も熱い福岡が3対0で花巻北を退け準々決勝進出。そして昨秋8強同士の好カードとなった盛岡三と黒沢尻工の戦いは、盛岡三が北舘の粘投などでリードを守り切って4対3で勝ち切っています。

ライジング・サン・スタジアムでは菊池達朗監督(盛岡一出身)率いる久慈が盛岡一と対戦。試合は久慈が主砲・岩井が2安打4打点1本塁打の活躍などで勝利し、菊池監督は母校から白星を挙げました。また盛岡四と盛岡誠桜によるシード権を懸けた同地区対決は序盤の猛攻でリードした盛岡四が逃げ切り準々決勝進出。そして大船渡と水沢商の戦い大船渡が着実に堅実な打撃と積極的な走塁で得点を重ねて初戦突破。

23日の休養日は挟んで、第4日は24日の予定で夏の上位のシード権を懸けての準々決勝が計4試合行われます。

ベスト8の顔ぶれ~夏の岩手大会シード校

    久慈 (県北1位)
    福岡 (県北2位)
  盛岡大附 (盛岡)
   盛岡三 (盛岡)
   盛岡四 (盛岡)
   花巻東 (花巻1位)
   水沢工 (北奥2位)
   大船渡 (沿岸1位)

試合結果

2回戦 @ライジングサンスタジアム
_____ 一二三 四五六 七八九 計
久慈    100 102 131 9
盛岡一   000 012 001 4
[久] 小川、小向-荒谷
[盛] 藤平、工藤、高橋-千葉穂
本塁打:岩井(久)
三塁打:對馬(久) 佐藤(盛)
二塁打:長川、小向、垂柳(久)

2回戦 @ライジングサンスタジアム
_____ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡四   530 000 000 8
盛岡誠桜  000 021 100 4
[四] 工藤、櫻田-髙橋
[誠] 金森-小林
三塁打:杉田(四) 小林(誠)
二塁打:藤澤(四)

2回戦 @ライジングサンスタジアム
_____ 一二三 四五六 七八九 計
水沢商   000 001 000 1
大船渡   301 101 01Ⅹ 7
[水] 菊地、稲田、吉田-及川
[大] 佐々木啓、岡澤-志田
二塁打:中沢、佐々木啓、今野、志田、佐々木怜(大)

2回戦 @二戸市営大平球場
_____ 一二三 四五六 七八九 計
水沢工   001 010 000 2
久慈東   000 010 000 1
[水] 森岡-松戸
[久] 高橋、谷地-谷地中

2回戦 @二戸市営大平球場
_____ 一二三 四五六 七八九 計
福岡    000 020 010 3
花巻北   000 000 000 0
[福] 茶家功、立埼-片野
[花] 小原慶、畠山-宮野
二塁打:向川原2(福)

2回戦 @二戸市営大平球場
_____ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡三   100 300 000 4
黒沢尻工  000 210 000 3
[盛] 北舘-小笠原
[黒] 佐々木、石川-嘉藤
二塁打:内田(盛)

2回戦 @八幡平市総合運動公園野球場
_____ 一二三 四五六 七八九 計
一関学院  000 002 000 2
花巻東   000 300 00Ⅹ 3
[一] 小野涼、大瀬、吉田-後藤
[花] 萬谷、工藤翔-田代
二塁打:千葉、渡辺(花)

2回戦 @八幡平市総合運動公園野球場
_____ 一二三 四五六 七八九 計
千厩    200 000 012 5
盛岡大附  000 500 10Ⅹ 6
[千] 佐々木-佐藤真
[盛] 武石、小野寺、川中、酒井、小野寺-吉田、坂田
本塁打:佐藤真(千)
三塁打:今野(盛)
二塁打:佐藤真(千) 船生、大里、吉田(盛)

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