第69回春季東北地区高校野球大会が8日、福島県で開幕しました。新型コロナウイルス感染症の影響で中止が続いていましたが、3年ぶりに各県を勝ち上がった東北6県の実力校が県営あづま球場とヨーク開成山スタジアムに集います。
岩手勢の初陣に登場したのは県大会準優勝の盛岡大附。今春センバツ出場の福島1位・聖光学院との初戦に臨みました。試合は初回に聖光学院が犠牲フライで先制すると、5回にも守備の乱れから追加点。その後も三者連続タイムリーなどで7回までに9点をリード。反撃したい盛附は四死球で得点機をむかえるものの無得点が続き、ヒットも初回の1本のみで終盤へ。そして7回にコールドゲームが成立しゲームセット。投打で力を発揮した聖光学院の壁は厚く、盛附の2大会連続となる初戦突破はなりませんでした。
岩手県大会3位の久慈は山形1位の羽黒と対戦。中盤まで互いに譲らず0行進が続いたものの5回、久慈は相手エラーから得点機を作り荒谷のライト線への2点タイムリーで先制。その後逆転され1点を追う側となるも、8回の久慈は二死から追いつくと、さらに4番岩井が勝ち越しタイムリー!久慈が終盤の逆転劇でリードを奪います。しかし9回裏、久慈は四球に失策も絡んで同点とされると、最後は犠牲フライで羽黒がサヨナラ勝ち。久慈の平成22年以来12年ぶりの初戦突破はなりませんでした。
大会2日目は昨秋の東北大会優勝校の花巻東が登場。1回戦を5回コールドで勝ち上がった東北と対戦します。
県勢の試合結果
1回戦 @県営あづま球場
_____ 一二三 四五六 七八九 計
聖光学院 100 012 5 9
盛岡大附 000 000 0 0
7回コールド
[聖] 小松、佐山-山浅
[盛] 小野寺-吉田
二塁打:髙中(聖)
1回戦 @県営あづま球場
_____ 一二三 四五六 七八九 計
__久慈_ 000 020 020 4
__羽黒_ 000 030 002x5
[久] 小川、小向、下曽根-荒谷
[羽] 五十嵐、本間-川田
二塁打:長川(久)