【夏の甲子園】"先輩たちの思いを背負い" 一関学院、劇的サヨナラで20年ぶりに甲子園で校歌 岩手 - 高校野球

ついに夏の甲子園が開幕!岩手代表の一関学院は前回4強の京都国際と初日の第3試合で対戦しました。

相手はプロ注目選手もいる強豪ながら、一関学院も岩手の猛者たちを相手にみせた強さを大舞台でも存分に発揮。そして延長戦までもつれた熱戦は一関学院が6対5のサヨナラで制して20年ぶりの聖地白星を飾りました!

岩手県勢としては昨夏の盛岡大附に続き2年連続となる初戦突破!2年前に独自大会で優勝しながらも新型コロナの影響で甲子園出場がなかった先輩たちの思いも背負って戦った選手たちが大きな1勝を挙げました!

1回戦 一関学院 vs 京都国際

1回戦 @阪神甲子園球場
__ __一二三 四五六 七八九 十土 計
京都国際 100 000 022 00 5
一関学院01 001 000 01x 6
[京] 森下、森田、松岡-辻井
[一] 小野涼、寺尾-後藤
三塁打:小松(一)
二塁打:辻井、三浦(京)

夏の甲子園、一関学院と京都国際の初戦。1点を先制された一関学院はその直後の1回裏、連打で1・2塁のチャンスを作り、4番後藤のセンター前タイムリーで同点とすると、さらに1・2塁の場面で主将・小松の会心の打球は横っ飛びしたセンターのグラブを弾き2点タイムリースリーベース!学院が主将のバットでリードを奪う!2点リードした一関学院は3回、2番千田の四球と3番小杉の送りバントで得点圏にランナーを置くと、再び4番後藤がレフト前に落ちる2打席連続のタイムリー!6回裏には7番千葉にもライト前タイムリーが飛び出し、優勝候補を相手に4点のリードを奪います!

しかし前回4強の京都国際は終盤に力を発揮。8回裏に犠牲フライとタイムリーで2点を返すと、土壇場の9回には連続四球からチャンスを作り2点タイムリーで同点に。熱戦は照明に灯が入るなか延長戦へ突入します。

そしてむかえた11回裏、一関学院は先頭の6番小松がライト前ヒットを放ち、7番千葉の送りバントで一死2塁へ。ここで8番寺尾の打球はセンター前へ!そして主将・小松がヘッドスライディングでサヨナラのホームイン!一関学院が12年ぶりの大舞台で劇的サヨナラを飾り、20年ぶりに甲子園で一関学院の校歌が流れました!

サヨナラのホームインをした小松主将は両手でガッツポーズ。まるで苦しかった試合を物語るよう。試合後、京都国際ナインが勝者を称える姿も印象的でした。

高校野球史に新たな足跡

夏の甲子園でのサヨナラ勝ちは岩手勢にとって盛岡三のさわやか旋風の時以来49年ぶり

また夏の甲子園で岩手勢が京都勢に勝利するのは1919年、盛岡中が同志社中に勝利した時以来、実に103年ぶりの白星となります!

岩手勢と京都勢の夏の対戦を紐解くと、1916年の初勝利も1919年の2勝目も、そして103年ぶりの3勝目もサヨナラ勝ち。つまり京都勢から挙げた3勝はいずれもサヨナラ決着というドラマになります!

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