盛岡市と岩手県が共同で整備を進める「盛岡南公園野球場(仮称)」の起工式が6月1日に開かれ、ついに着工しました。本来の予定では4月着工が新型コロナウイルスの感染拡大により遅れたものの、オープン予定は工程見直しなどにより当初の予定通り2023年4月の利用開始を目指します。
現在は地盤改良工事などを実施。7月以降にかけては野球場の基礎工事や雨水調整池に懸かる掘削作業などが予定されています。
野球場は県内初の人工芝で最新鋭の照明設備を導入し、両翼100m、中堅122mのスケールで観客2万人を収容するプロ野球1軍公式戦開催可能の規格に。さらに内外野席には車いす観客席を合わせて100席設置される予定です。
また球場入口やエントランスなどには県産木材や鉄を使用し岩手や盛岡の地域性を演出。そして全面フルカラーで映像も表示できるスコアボード、新球場と陸協で結ぶ屋内練習場はフットサルやボルダリングなどにも利用することができ、ほかにもランニングコースや遊具などの設置も計画されています。
岩手県知事も”スポーツの一大拠点”として期待する新球場の建設は、運動施設の整備で自治体同士が連携する全国初のケース。
総事業費は約109億円で開業の2023年にはプロ野球の公式戦が3試合予定されています。
魅力あふれる町づくりヘ。工事現場の壁には未来のボールパークで活躍することになる地域の学童野球の球児たちのイラストが飾られています。
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