第69回春季東北地区高校野球岩手県大会の組み合わせが決定!野田村と二戸市、そして八幡平市の3球場を舞台に全6地区で勝ち上がった代表29校28チームが熱戦を繰り広げます。大会は5月20日に開幕。ベスト8進出チームには夏の岩手大会シード権、上位3チームには春季東北大会の出場権が与えられます。
花巻東が軸 好投手擁する盛岡中央や盛岡誠桜ら実力校ひしめく
春の高校野球岩手県大会の組み合わせ。秋の東北大会王者で明治神宮大会4強の花巻東が入った側をみてみると、秋県準優勝の久慈東や前回大会3位の久慈ら力のある県北勢、強豪の一関学院に大会屈指の好投手擁する盛岡中央など力のあるチームがひしめくブロックとなりました。
秋春県制覇と大会4連覇へ挑む花巻東は2回戦からの登場で、一関一と一関学院の一関地区対決を制したチームと初戦をむかえます。またその一関一は地区予選で一関学院に勝利しておりその再戦も注目です。リターンマッチでみると水沢と昨夏岩手大会4強の水沢工の一戦も今春地区予選の再戦で奥州対決となります。
沿岸第2代表の高田と伝統校の盛岡一はともに甲子園出場経験がある公立の実力校同士の顔合わせで高校野球ファンにはたまらない好カード。釜石商工と盛岡四は今春地区予選で崖っぷちから県大会切符を掴んだチーム同士の対戦。特に盛岡四は今大会と同じく県北開催の19年春、地区予選敗退直前から県準優勝まで駆け上がった快進撃も記憶に新しいところです。
プロ注目で最速149キロを誇る齋藤響介投手を擁する盛岡中央は昨秋県準優勝の久慈東とぶつかります。そして台風の目となりそうな初出場の盛岡誠桜の初陣の対戦相手は一関工に決定。エース金森壮大投手を擁しながら巧みな継投で地区代表の座を掴んだ名将・石橋智監督の手腕も注目です。
盛岡大附や花巻南ら昨秋上位チームが名を連ねる激戦
昨夏甲子園を沸かせた盛岡大附が入った側をみると、昨年春秋県4強の花巻南や力のある専大北上、昨秋8強の千厩・盛岡三・黒沢尻工・花巻北の名前が並ぶ熾烈なブロックとなりました。
秋県3位の盛岡大附の初戦は地区予選でも対戦した盛岡商との同地区対決で、得点力の高い盛附打線と力のある投手陣を擁する盛商守備陣の攻防も楽しみ。また昨年春秋4位で好投手・柿澤佑多投手を擁する花巻南は地区予選で敗れた花巻北との再戦です。
そして昨秋盛附に勝利して地区第1代表となり県8強入りした盛岡三は専大北上と昨夏初戦の再戦となる初戦。同じく昨秋8強で花巻東から11得点した黒沢尻工は今春盛附との打ち合いで勝利した盛岡市立との1回戦に臨みます。
14年ぶりの出場となる住田は県北第2代表で最多51度目の出場となる古豪・福岡に挑む春舞台。唯一合同チームでの出場を果たした伊保内・軽米連合は水沢商と初戦をむかえます。
県大会の有観客開催は実に3年ぶり。観戦される方は手指消毒やマスクなど新型コロナウイルスの感染対策をしっかり講じて、観戦ルールを守って球児たちの熱戦を楽しみましょう。夏を占う春の陣は5月20日開幕です!