
春の高校野球岩手県大会は22日、一関市の東山球場と金ケ崎町のしんきん森山スタジアムで準々決勝が行われ、ベスト4が出そろいました。
盛岡誠桜と水沢工の一戦は、盛岡誠桜が3回裏に2番今選手のタイムリーで先制すると、続く4回裏には満塁から1番佐々木創選手が3点タイムリーツーベース、さらに7回裏にも1点を加え5得点。追いかける水沢工は4回表に5番菅原琉選手が2ランホームランを放ちますが及ばず。先発した小又の158球の力投もあり、盛岡誠桜が創部10年目で初のベスト4進出を飾りました。
昨夏の再戦となった久慈と盛岡一の試合は、4回表に久慈が3番坂本選手と5番下舘選手のソロホームランで2点を先制。対して盛岡一打線は久慈の山田投手をとらえきれず。山田投手はバックの堅い守りにも支えられながら5安打完封。チームの3年ぶりベスト4進出に大きく貢献しました。
専大北上と釜石の一戦は、1点を先制された釜石が3回裏に2番阿部選手と4番岩澤選手のタイムリーですぐさま逆転に成功。追いかける専大北上は5回表に5番吉田選手の2ランホームランで再びリードを奪うも、釜石もその裏すぐさま同点として試合は振り出しに。後半の6回表、専大北上は竹野選手と渡邉選手のタイムリーで3点を勝ち越すと、7回と8回にも5点を追加し8回コールドで試合を決めました。
、さらに得点を重ねて計11得点。釜石は5回裏に再度同点としたものの突き放されてからは追いつくことができず。専大北上が6年ぶりとなる準決勝進出を決めました。
昨秋の再戦となった盛岡大附と一関学院の私学対決は、一関学院が初回に5番小野寺選手や7番黒澤選手のタイムリーで3点を先制すると、その後3番古川選手のホームランなどでさらに2点を追加し5点リードとします。対する盛岡大附は5回裏に四球とヒットで1・3塁の得点機を作るとそこから4本のタイムリーで1点差まで詰め寄ります。その後、一関学院が得点を重ねて4点差とリードを広げるものの、盛岡大附が7回表に代打の阿部選手や8番岩渕選手らのタイムリーで一挙8点を奪い試合をひっくり返します。そして最後は14対10で盛岡大附が乱打戦を制して準決勝に駒を進めました。
5月22日の試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
久慈 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
盛岡一 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[久]山田-和野
[盛]紺野、安田-小谷地
本塁打:坂本、下舘(久)
二塁打:田中(久)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
水沢工 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
盛岡誠桜 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 5 |
[水]阿部-安倍
[盛]小又-佐々木秋
本塁打:菅原琉(水)
二塁打:及川塁、安倍(水) 藤田、小又、佐々木創(盛)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
一関学院 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1 | 1 | 0 | 10 |
盛岡大附 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 8 | 2 | X | 14 |
[一]佐々木、青木遼、大下、鴫原、淵上-小野寺
[盛]中川、田中、雨田、若林-萩原
本塁打:古川(一)
二塁打:村橋、小岩、鈴木(一) 坂本(盛)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
専大北上 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 3 | 3 | 2 | 11 | |
釜石 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
8回コールド
[専]秋山、磯谷-小澤
[釜]佐々木太、千葉創-岩澤
本塁打:吉田(専)
二塁打:秋山、菅原(専) 岩澤(釜)