【選手権岩手大会】ベスト16出そろう プロ注目の齋藤響介(盛岡中央)、1安打完封劇 最速更新152キロ 岩手 - 高校野球

第104回全国高校野球選手権岩手大会は18日、3度の雨天順延で天候の回復を待っていた8チームが試合に臨みました。

花巻球場では第一試合で宮古と盛岡北が対戦し、宮古が打力で圧倒し16対1の5回コールドでベスト16進出。敗れたものの単独出場を果たした盛岡北は大きな夏1勝を手に夏を終えます。佐藤航平主将は「春から1年生が入って単独で出場できて感謝している。盛北を背負って戦えることができてうれしいです」と語りました。第二試合では遠野と遠野緑峰の遠野対決。試合は遠野が初回からタイムリーや守備の乱れで先制すると、その後は遠野緑峰の追い上げをかわして5対3で逃げ切り二回戦突破を飾りました。

森山スタジアムの第一試合ではプロ注目の好投手を擁するチーム同士の好カード。試合は盛岡中央が2点を先制した後の3回裏、前のイニングで151キロをマークし自己最速を更新していた齋藤響介投手がさらにそれを上回る152キロを計測!超満員のスタンドを大いに沸かせました。4回表からは花巻南の柿澤佑多投手が登板。2点を失ったものの130キロ台後半のストレートと落差のある変化球でコーナーを突く見事なピッチング。そして手に汗握る投手戦は4対0で決着し、盛岡中央が2大会連続の16強へ駒を進めました。第2試合では初戦で7年ぶり夏1勝を掴んだ住田と昨秋県準優勝の久慈東が激突。終盤に突き放した久慈東が8対2で勝利し3回戦進出を決めています。選手11人で奮闘した住田は熱中症が原因と思われるアクシデントなども乗り越え、結果的には全員出場をはたし、文字通りの全員野球で9回を戦い抜きました。劣勢になっても笑顔と元気は忘れない清々しい戦いぶりは観衆の心も掴んでいました。

明日からは岩手県営野球場と花巻球場を舞台にベスト8を懸けた戦いが繰り広げられます。

7月18日の試合結果

2回戦 @花巻球場
___ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡北 001 00      1
宮古  186 1Ⅹ      16
5回コールド
[盛] 山下、小野、山下-佐藤航
[宮] 赤間、中村海、折祖-箱石
本塁打:中村海(宮)
三塁打:福士2(宮)
二塁打:堀内2(宮)

2回戦 @花巻球場
____ 一二三 四五六 七八九 計
遠野   300 010 010 5
遠野緑峰 101 010 000 3
[遠] 菊地宏-伊藤雅
[緑] 櫻井、堀切-菊池潤
三塁打:堀切(緑)
二塁打:佐々木秀(遠) 似田貝龍、小水内、堀切、菊池健(緑)

2回戦 @しんきん森山スタジアム
____ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡中央 002 200 000 4
花巻南  000 000 000 0
[盛] 齋藤-小笠原颯
[花] 佐々木清、柿澤-菊池
二塁打:萩生田、三上(盛) 小原(花)

2回戦 @しんきん森山スタジアム
___ 一二三 四五六 七八九 計
久慈東 100 000 223 8
住田  010 010 000 2
[久] 高橋、小向、浅水-谷地中
[住] 瀬川、紺野-今川
二塁打:乱場、村上、谷地中、川端(久) 菊地匠(住)

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