【秋季高校野球】岩手県大会4強が決定 東北大会まであと1勝

秋季高校野球は勝てば東北大会へ大きく近づく準々決勝。岩手県営野球場と花巻球場で8強が激突しました。

 

岩手県営野球場の第1試合では花巻南エース柿澤の200球を超える粘りのピッチングなどで延長12回、2時間48分の熱戦を6対5のサヨナラ勝ちで制し6年ぶり4強へ。そして第2試合では盛岡大附二桁安打を放ち3試合連続となる二桁得点コールド勝ちで花巻北を12対5で退け準決勝進出。

 

花巻球場の第1試合では久慈東と盛岡三が戦い、打線好調の久慈東二桁安打で8得点を奪って試合を優位に進め8対2で統合後は初、前身の久慈商時代となる2000年以来21年ぶりとなる秋ベスト4入り。また第2試合では花巻東と黒沢尻工の戦いは激しい打ち合いとなり、14安打を放った花巻東19対11というスコアで6年連続で準決勝へ駒を進めました。

 

東北大会切符がかかる準決勝は19日に行われる予定です。

9月15日(水) 準々決勝の試合結果

準々決勝 @岩手県営野球場
     123 456 789 000x 計
千厩   003 020 000 000x 
花巻南  100 010 300 001x 6
延長12回
[千] 千葉、佐々木-佐藤真
[花] 柿澤-菊池
三塁打:佐藤真、及川亜(千)
二塁打:及川亜、佐々木(千) 澤田、柿澤(花)

試合は千厩が初回からリードを許すも3回、主将の佐藤真が2点タイムリースリーベースを放ち逆転に成功。その後さらにスクイズで1点を追加し2点のリードを奪います。

中盤は互いに得点をあげ3点差でむかえた7回。花巻南は犠牲フライと4番澤田の2点タイムリーツーベースで同点に。そして12回裏、花巻南はノーアウト満塁で8番佐々木がスクイズを決めサヨナラでゲームセット!

手に汗握る公立校対決は花巻南が勝利し6年ぶりとなる秋4強入りをはたしました。

 

準々決勝 @岩手県営野球場
     一二三 四五六 七八九 計
盛岡大附 403 310 1   12
花巻北  200 030 0   5
7回コールド
[盛] 武石、川中、橋本、柴田-吉田
[花] 小原慶、畠山-宮野
三塁打:吉田2(盛)
二塁打:柴田、今野、佐藤(盛) 遠藤、川原、畠山(花)

試合は盛岡大附が初回から柴田や吉田のタイムリーなどで4点を先制。その後も着実に得点を積み重ね二桁安打で12得点をあげます。

花巻北も初回に2点を返し、さらに投打の柱・畠山のバットで3点を返すものの届かず。

盛岡大附が12対5の7回コールドで4年連続ベスト4入りを飾りました。

 

準々決勝 @花巻球場
     一二三 四五六 七八九 計
盛岡三  000 020 000 2
久慈東  020 011 22Ⅹ 8
[盛] 内田、北舘、杉澤-小笠原、田村
[久] 髙橋-谷地中
三塁打:北舘(盛) 高橋(久)
二塁打:菊地(盛)

盛岡三は2回戦で完投しているエース内田が2戦連続の先発マウンドへ。対する久慈東もエース髙橋に3戦連続となる先発を託します。

そして試合は久慈東が序盤に先制。その後追いつかれるもののピッチャー髙橋がタイムリーを放ちそれが殊勲打に。投げては盛岡三打線に追加点を許さず。

終わってみれば二桁安打で8点を奪う猛攻をみせた久慈東が統合後としては初、前身となる久慈商の2000年以来21年ぶりとなる秋4強入りを決めました。

 

準々決勝 @花巻球場
     一二三 四五六 七八九 計
花巻東  206 304 4   19
黒沢尻工 300 070 1   11
7回コールド
[花] 佐藤、宮澤、菊池興、萬谷-田代
[黒] 髙橋優、小原、石川、佐々木、佐藤大、板倉-嘉藤
本塁打:佐々木、田代、小澤(花)
二塁打:鶴田(黒)

これまで数々の熱戦を繰り広げてきた両チームの対戦はまたも激しい戦いに。

試合は花巻東が初回に強打者・佐々木が2ランホームランを放ち先制。

その後逆転を許すも主将の田代と小澤に2者連続ホームランが飛び出し、さらに打者一巡の猛攻で再びリードを奪います。

黒沢尻工も負けてはいません。8点を追う5回に5本のタイムリーも出る打者12人の攻撃で1点差まで迫ります

それでも花巻東は打ち負けずさらに6回と7回に4点ずつをあげ14安打19得点の7回コールドで勝ち切り、6年連続となる秋4強入りを決めました。

9月19日(日) 準決勝の試合予定

▽準決勝 @岩手県営野球場
勝てば東北大会出場が決まる一戦

 久慈東 〈10:00〉 花巻南

盛岡大附 〈12:40〉 花巻東

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