第79回秋季東北地区高校野球岩手県大会は準々決勝までが終了し、盛岡誠桜、花巻東、久慈、盛岡中央の4校がベスト4進出を果たしました。ここまでのチーム成績と勝ち上がりから、勝ち残った4チームのカラーと強みを分析・解説します。

足を絡めた超機動力と佐々木徠人投手の好投光る盛岡誠桜
盛岡誠桜の最大の武器は、2試合で14個を数える圧巻の盗塁です。安打(計23本)でチャンスを作るとすかさず足を絡め、確実に得点へ結びつけるスタイルが確立されています。
2試合連続完投の佐々木徠人投手は2試合でわずか2与四死球と抜群の制球力を発揮しており、相手に無駄な走者を与えず、試合の主導権を終始渡さない安定感が際立っています。
驚異の選球眼と接戦を制する勝負強さの花巻東
初戦の専大北上との激闘(8-7)を制し、続く準々決勝では完勝と、勝負強さを見せつける花巻東。
安打数(18本)に迫る15個の四死球を獲得している選球眼の高さは今チームでも健在です。走者を溜めた場面での勝負強さ(15打点)も光ります。豊富な投手陣は17奪三振と高い奪三振能力を誇り、相手の反撃を力で抑え込む地力を持っています。
大会ナンバーワンの堅守 投打のバランスも抜群の久慈
4強の中で最も投手力・守備力が安定しているのが久慈です。向井颯春投手と川端捕手の頑張りもあって2試合でわずか1失点、防御率0.56という圧巻の数字を残しています。
被安打も11本に抑え、守備の乱れ(失策1)も極めて少ないため、相手に付け入る隙を与えません。攻撃面でも12盗塁と足を使える強みがあり、理想的な「守り勝つ野球」を展開しています。
チーム打率.473!他を圧倒する強力打線擁する盛岡中央
盛岡中央の看板は、チーム打率.473、26安打という驚異的な威力を誇る強力打線です。どこからでも得点が狙えるだけでなく、9個の犠打飛を絡めて着実に加点する手堅さも持ち合わせています。
さらにエース中嶋投手も被安打わずか8本と安定しており、強打と堅守が噛み合った非常にアグレッシブなチームに仕上がっています。
打率14傑と登板投手の投球数一覧
準決勝は強みがぶつかる好カード
準決勝の組み合わせは、まさにそれぞれの「強み」が真っ向からぶつかり合う好カードとなります。
スピード感ある野球を展開する盛岡誠桜と勝負強さや選手層の厚みで分がある花巻東。堅守の久慈と打線活発の盛岡中央。東北大会出場権、そして県王者の座をかけた頂上決戦から目が離せません。


