第79回秋季東北地区高校野球岩手県大会は22日、きたぎんボールパークで準々決勝2試合が行われました。第1試合は盛岡誠桜が機動力を生かした猛攻で釜石を下し、秋の大会で初となるベスト4進出。第2試合は花巻東が試合巧者ぶりを発揮して花巻北との同地区対決を制し、準決勝へ駒を進めました。

盛岡誠桜が機動力を生かした猛攻で初の秋ベスト4進出!釜石は選手14人で健闘
今秋のチーム打率が.363と好調で初戦では盛岡大附と高田を破り勢いに乗る釜石と、接戦での強さを生かして初の4強入りを狙う盛岡誠桜の対戦。
先手を取ったのは強打の釜石でした。2回表、先頭の5番・高橋選手が右中間へのヒットで出塁すると、6番・佐藤選手もライト前ヒットで繋ぎ無死1・3塁のチャンスを作ります。ここで7番・菊池大選手の内野ゴロの間に3塁走者が生還し、釜石が1点を先制します。しかしその裏、盛岡誠桜もすぐさま反撃に出ます。先頭の6番・三浦選手の内野安打と7番・菅野選手の送りバントでチャンスを作ると、二死2塁から9番・髙本選手が二遊間を抜けるタイムリーで同点に追いつきます。さらに1番・角田選手の四球と三盗で1・3塁とすると、ダブルスチールで守備が乱れる間に勝ち越しに成功。勢いに乗る盛岡誠桜は盗塁を絡めて得点機を広げ、3番・沢木選手がサード強襲のタイムリー内野安打を放ち、この回一挙3得点で逆転を果たします。
盛岡誠桜は3回裏にもバッテリーミスで1点、7回裏にも2点を追加し試合を有利に進めます。
追う釜石も8回表、先頭の8番・岩崎選手が内野安打で出塁。バッテリーミスと内野ゴロで一死3塁とすると、1番・佐々木蒔選手の内野ゴロが相手守備の乱れを誘い、3塁走者がホームインして1点を返します。
しかしその裏、盛岡誠桜は7番・菅野選手のスリーベースを足掛かりにチャンスを作ると、2番・東山選手のタイムリー内野安打、さらに二死満塁から4番・佐々木捷選手がライトへ2点タイムリーを放ちコールドゲームが成立。9対2で8回コールド勝ちを収めました。
盛岡誠桜は6盗塁を記録した積極的な走塁と14安打の猛攻で先発6人がマルチヒットを記録するなど、打ち勝つ野球を披露して秋初となるベスト4入り。先発の右腕・佐々木徠人投手もキレのある変化球を武器に8回2失点無四球と見事な投球を見せました。
花巻東が試合巧者ぶりを発揮!同地区対決を制し準決勝進出
初回、花巻東は1番・戸倉選手が相手守備の乱れで出塁し無死2塁。その後送りバントと死球で一死3塁とすると、3番久保村の死球で1・3塁とし、盗塁で2・3塁へ。そして4番瀧澤の四球で満塁のチャンスを作ります。ここで後続がセカンド後方のフライに倒れるも、3塁走者の戸倉選手が隙を見逃さず好走塁で先制のホームイン。花巻東がノーヒットで先制点を奪います。
追う花巻北も2回裏、先頭の4番・大木選手がレフト前ヒットで出塁し、5番・中島選手が送りバントを決めて一死2塁とします。バッテリーミスで走者を3塁まで進めますが、後続が三振に倒れ同点とはなりません。
花巻東は3回表、2番・菊地輝選手がライト前ヒットで出塁。相手のミスと送りバントで一死3塁とすると、4番・瀧澤選手がセンター前タイムリーを放ち、2対0とリードを広げます。4回表にも、相手のミスや盗塁で2・3塁とし、9番・山下選手の内野ゴロと1番・戸倉選手の犠牲フライで2点を追加します。
花巻北も4回裏、先頭の3番・森江選手が右中間へのツーベース、4番・大木選手もセンター前ヒットを放ち反撃を試みますが、走塁死や後続の三振などで得点を奪うことができません。花巻北は3度3塁までランナーを進めるなど鍛えられた打撃を見せましたが、あと一本が出ませんでした。
リードを広げる花巻東は6回表、4番・瀧澤選手のタイムリーなどで3点を追加。さらに7回表には押し出しで1点を加え、8対0とリードを広げます。
花巻東の先発・髙橋條太投手は、球速141キロをマークする力強いピッチングで5回無失点4奪三振の好投。6回から登板した泉投手も7回裏を三者犯退に抑え、8対0の7回コールドゲームが成立しました。
打線を牽引した4番の瀧澤選手は3打数3安打3打点と大活躍。花巻東が秋連覇と6季連続甲子園出場へ向けて着実に歩みを進めています。
9月22日の試合結果
◇準々決勝 @きたぎんボールパーク
釜石 010 000 01 =2 H5E2
盛岡誠桜 031 000 23x=9 H14E1
8回コールド
[釜]佐久間 岩崎-佐藤
[盛]佐々木徠-菅野
三塁打:島川 菅野(盛)
二塁打:角田(盛)
◇準々決勝 @きたぎんボールパーク
花巻東 101 203 1=8 H7E0
花巻北 000 000 0=0 H5E4
7回コールド
[東]髙橋 泉-齋藤
[北]髙橋有 川村 石沢-鎌田
二塁打:瀧澤 戸倉(東) 森江(北)
