第103回全国高校野球選手権岩手大会の第11日目、8強入りを懸けて2球場で計4試合が行われベスト8が出揃いました。
昨夏8強の盛岡一は第3シード校の久慈と戦い、一進一退の攻防が繰り広げられ互いに譲らず延長戦へ。そして再三にわたるピンチをしのいできた盛岡一がヒットと送りバントで二塁にサヨナラの走者を置いて5番平井の打球は誰もいない右中間へ。これがサヨナラ打となり盛岡一が岩手大会としては実に9大会ぶりにベスト8へ名乗りをあげました。また昨秋4強の花巻農は盛岡商と対戦。ここまで互いに2試合で1失点という堅守を誇っているチーム同士とあって、試合はしびれる投手戦の展開に。そして花巻農が接戦を2対0で競り勝ち準々決勝進出を飾りました。
夏連覇を狙うシードの一関学院は久慈東と対戦し、犠牲フライと本塁打で挙げたリードを3投手による継投で守り抜き8強入り。釜石商工と戦った水沢工は本塁打攻勢で2点を先制すると、その後スクイズなどで着実に得点を積み重ねてコールド勝ちし次へ駒を進めました。
7月18日の試合結果
3回戦 @岩手県営野球場
一二三 四五六 七八九 十土 計
久慈 100 003 010 00 5
盛岡一 200 200 100 01x6
延長11回
(久)松川、播磨ー荒谷
(盛)菅、佐々木裕ー金澤
二塁打:野崎、大村、荒谷(久慈)川村、菅(盛)
3回戦 @岩手県営野球場
一二三 四五六 七八九 計
花巻農 100 100 000 2
盛岡商 000 000 000 0
(花)藤原奏ー瀬川
(盛)佐々木空ー佐々木悠
二塁打:廣田(盛)
3回戦 @花巻球場
一二三 四五六 七八九 計
久慈東 000 000 000 0
一関学院 110 300 00Ⅹ 5
(久)中田、長倉ー釜谷
(一)千葉華、岩鼻、伊藤ー杉澤
本塁打:岩渕(一)
二塁打:釜谷(久)
3回戦 @花巻球場
一二三 四五六 七八九 計
釜石商工 010 100 1 3
水沢工 200 241 1x 10
7回コールド
(釜)佐々木稜、古川ー平野裕
(水)及川直、小野寺、安倍ー松戸
本塁打:村上、遠藤(水)
三塁打:伊藤(水)
二塁打:近藤、佐々木優(釜)吉田、高橋(水)
ベスト8の顔ぶれ
花巻東(3大会連続)
盛岡四(3大会ぶり)
水沢工(3大会ぶり)
花巻農(5大会ぶり)
盛岡一(9大会ぶり)
一関学院(3大会連続)
盛岡中央(9大会ぶり)
盛岡大附(2大会ぶり)
※102回大会は中止
7月19日 準々決勝の試合予定
@岩手県営野球場
花巻東〈10:00〉盛岡四
盛岡中央〈12:40〉盛岡大附
@花巻球場
盛岡一〈10:00〉一関学院
水沢工〈12:40〉花巻農