【夏の高校野球】令和2年夏季岩手県高等学校野球大会 4強激突へ

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熱戦続く岩手の夏は4強激突へ。

顔ぶれは戦後初の夏三連覇を目指す花巻東が3年連続、盛岡大附と一関学院は2年ぶり、そして唯一の公立校となる高田は25年ぶりの準決勝となります。

両雄激突!花巻東の強力打線と盛岡大附の飛躍したエースの対決は注目

 

第1試合は近年の岩手の優勝旗を分け合ってきた花巻東と盛岡大附の強豪対決です。

 

昨秋決勝以来の再戦、夏の対戦は2年ぶりとなります。ちなみに現3年生は2年前の1年生大会でも戦った世代。試合は花巻東・古川端と盛岡大附・大久保が投げ合い延長13回タイブレークの激戦を繰り広げました。

 

花巻東は4強のなかで最多48得点を挙げ、失点は最少の1点。また打率もトップで5割近い数字を残しており盗塁も最多。走攻守において秀でた戦いぶりをみせています。特に打線を引っ張る主砲の水谷は打率5割超で7打点、放った7本の安打のうち長打が5本でまさに4番という働きぶりをみせています。また田村も同じく打率5割超で5打点と好調です。

 

盛岡大附はここまで高校通算33本の捕手の塚本2年生スラッガー松本にも1発が飛び出しており、打率では松本が6割超、満塁弾を放った山口は5割をマーク。全試合で7得点以上を奪っており代名詞の強打は健在です。また盛岡一戦ではほぼ完璧なリリーフをみせたエースナンバーの大久保。サイドから140キロ台を連発し変化球もかなりキレがあり、一冬越えて大きく成長したことを証明しています。昨秋の花巻東戦でも完投勝ちしている実績があるだけに対戦が楽しみです。

 

強豪私学の壁に挑む公立校!一関学院の強打者たちと高田バッテリーの戦いは見応え十分

 

第2試合は10年ぶりの頂点を目指す一関学院と沿岸南の雄・高田の対戦です。

 

昨春県大会以来の再戦、夏は2年ぶりの対戦となります。

 

この夏の一関学院はとにかく打線が強力。リードオフマンの佐藤颯は打率6超で2本塁打。続く佐々木大も打率は5割を超えており長打は最多でなんと8本。3番に入る俊足巧打の近江も6打点4番坂本もここまで6安打1本塁打の活躍をみせています。またチームとしても喫した三振はわずかに6と最少で簡単にはアウトを積み重ねることはできません。打ち勝つ野球をみせる一関学院です。

 

高田はチーム打率が4割超で、さらに四強のチームのなかで最も多い長打数を記録するほど打線が好調です。そのなかでも注目は2番に入る佐々木。ここまで17打数9安打5打点で5本の長打をマークしている強打者です。後ろには打率4割超の熊谷大らが並んでおり打線に切れ目がありません。また投手陣もここまで全試合で先発している左腕の伊藤賢は失点0の好投が続いており安定感抜群。そして140キロ右腕の佐藤は10回2/3を投げて1失点ながら自責点は0、13奪三振で頼れるエースの投球をみせています。

 

 

岩手の頂点を目指す戦いは佳境。

夏の熱戦もあと3試合です!

がんばれ!岩手の高校球児たち!

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