【人事異動】岩手の高校野球に新しい春 岩手県教委の異動〈随時更新〉岩手-高校野球

岩手県教委は3月20日、2025年度の定期人事異動を発表。岩手の高校野球界にも新しい春がやってきます。

盛岡一の副部長を務めている國保陽平氏は2026年度から共学となる盛岡白百合中高に創設される予定の男子硬式野球部の監督に就任する見込み。同氏はメジャーの日本開幕シリーズでデビューしたドジャースの佐々木朗希投手を高校時代に監督として指導していたことなどで知られています。

久慈東と久慈工が統合されて新設される久慈翔北の関連では、久慈工の監督を務めた川尻永規氏が盛岡工に異動。久慈東の監督の佐々木達氏や責任教諭の前原達也氏らのほか、宮古の監督の沢田靖永氏や責任教諭の浅水翔氏が久慈翔北に転任します。沢田氏は高校時代に宮古の主将としてセンバツ大会に出場し開幕試合で松井秀喜氏がいた星稜と対戦しました。

阿久悠さんの「1イニングの貸し」でも知られる実力校・高田を率いていた佐々木雄洋氏は盛岡北へ。その高田では菊池雄星投手とも投げ合い前任の久慈でも采配を振るっていた菊池達朗氏が責任教諭から監督へ就任しています。また住田の監督の吉田一知氏と大船渡の副部長の押切真也氏がともに高田へ転任。吉田氏はドジャース・佐々木朗希投手が高校1年生時に大船渡を指揮していた監督です。指導陣の顔ぶれが大きく変わりそうな高田の春も楽しみ!

盛岡商で部長・監督として献身的に指導に携わってきた成田敏輝氏は遠野、盛岡南と統合して南昌みらいとなる不来方の監督の菊池康弘氏はそのまま南昌みらいへ。また一関工の監督の山崎久登氏は花北青雲、西和賀や釜石の監督を歴任してきた平野建氏は花巻南へ転任します。

この春からの新体制はまだわかりませんが、これからも岩手の高校野球界を熱く盛り上げてほしい。これからの益々の活躍に期待です!

氏名旧任(2024年度夏時点)転任先
成田敏輝盛岡商 監督遠野
杉田英一盛岡南 監督退職
菊池康弘不来方 監督南昌みらい
佐々木明志水沢 監督退職
山崎久登一関工 監督花北青雲
佐々木雄洋高田 監督盛岡北
平野建釜石 監督花巻南
吉田一知住田 監督高田
沢田靖永宮古 監督久慈翔北
佐々木達久慈東 監督久慈翔北
藤野康太葛巻 監督盛岡四
川尻永規久慈工 監督盛岡工
亘理大也盛岡農 責任教諭大船渡
上野秀久花巻北 責任教諭宮古水産
及川学黒沢尻北 責任教諭葛巻
森谷尚志大東 責任教諭岩谷堂
浅水翔宮古 責任教諭久慈翔北
前原達也久慈東 責任教諭久慈翔北
田岡昌彦伊保内 責任教諭福岡 定時制
伊藤恵一関一 副部長遠野
伊藤久起釜石商工 副部長平舘
押切真也大船渡 副部長高田
久保田達也 久慈東 副部長久慈翔北
佐々木雄大北桜 副部長水沢工

國保陽平氏(盛岡一 副部長)は2026年度に盛岡白百合の監督に就任予定

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