秋の東北大会は2日目。前日初戦突破を飾った盛岡大附、そして花巻東と久慈東の岩手県勢3校が揃って登場!8強入りを懸けた試合に臨みました。
岩手県勢の試合結果
2回戦 @仙台市民球場
一二三 四五六 七八九 計
盛岡大附 001 001 101 4
仙台育英 003 211 00Ⅹ 7
[盛] 武石、川中、 小野寺-吉田
[仙] 小林、斎藤蓉、田中-尾形
本塁打:船生、中沢(盛)
二塁打:大里(盛) 尾形(仙)
第3代表で夏春連続甲子園を目指す盛岡大附は大会3連覇を狙う仙台育英と対戦。
試合が動いたのは3回。
盛附は四球で出塁した走者を1塁に置いて大里がライトへタイムリーツーベースを放ち先制。
するとその裏、仙台育英はヒットから盗塁を仕掛けそこに守備の乱れが重なり3塁へ到達。そして齋藤陽に同点タイムリーを許す。
そこからさらに盗塁を絡めて得点機を広げ中軸に連続タイムリー。仙台育英が流れを引き寄せます。
中盤以降は仙台育英が主導権を握り、4回から6回で4点を追加。
追いつきたい盛附は6回、船生がレフトポール際に飛び込むソロホームランを放ち反撃の狼煙を上げます。
続く7回には連続四死球とバッテリーミスから一死1・2塁のチャンスを作り代打の高橋佳の犠牲フライで1点を返すと、9回には主将の中沢も一発を放ち3点差まで詰め寄ります!
そしてなおも攻め立て、死球とヒットで無死1・2塁、ホームランが出れば同点という場面へ。しかし反撃もここまで。後続がダブルプレーとショートフライに倒れゲームセット。
盛附は粘り強く戦ったものの及ばず。仙台育英が7対4で準々決勝進出を飾りました。
2回戦 @仙台市民球場
一二三 四五六 七八九 計
能代松陽230 60 11
久慈東 000 00 0
(5回コールド)
[能] 三浦、森岡-田中
[久] 高橋、玉沢、浅水-谷地中
二塁打:田中、紀本(能) 笠嶋(久)
第2代表の久慈東は秋田王者の能代松陽と対戦。
能代松陽は初回、1番大高のヒットと盗塁で得点圏に走者を置いて4番加賀谷が先制のタイムリー。その後も四球から得点機を広げタイムリーが飛び出し2点のリードを奪います。
さらに2回、久慈東は守りがたて続けに乱れピンチを招きタイムリーを浴び、ダブルスチールや長打などを絡めた能代松陽の猛攻を受け続けリードを5点とされます。
久慈東はリリーフ二人を投入するも流れは止められず、4回には打者11人でタイムリー4本を許し11失点に。
反撃したい久慈東はリードオフマンの川端が2安打を放ち気を吐きますがいずれも二死からのヒットでホームへ戻ることはできず。
4回には途中出場の浅水が先頭打者でヒットを放ち、続く笠嶋の2打席連続ヒットとなるツーベースで2・3塁のチャンスを演出するもあと1本が出ず。
5回でコールドゲームが成立しゲームセット。
久慈東の統合後初となる秋季東北大会は試練の初陣となりました。
一二三 四五六 七八九 計
花巻東 000 506 11
東日昌平 000 010 1
(6回コールド)
[花] 工藤、萬谷-田代
[東] 鈴木、草野-神山
本塁打:佐々木(花)
三塁打:千葉(花)
第1代表の花巻東は東日大昌平(福島2位)と対戦。
序盤は互いに走者を出しながらも本塁を踏むことができず。
むかえた4回、花巻東は連続四死球や送りバントなどで満塁のチャンスを作り、宮澤の2点タイムリーと熊谷の犠牲フライで3点を奪うと、なおも二死2塁の場面で大会注目のスラッガー佐々木麟太郎が2ランホームラン!流し打ちで左中間スタンドに放り込み高校通算47本目。
早稲田実業で111本のホームランを放った清宮幸太郎選手は1年時で22本。花巻東出身の大谷翔平選手は高校通算で56本。単純に比較はできないものの佐々木麟太郎選手の凄さがうかがえます。
その後東日大昌平は1点を返すものの、花巻東は6回に打者11人を送る猛攻で6点を追加しリードを10点に。
守っては先発の工藤が2回を2安打無失点。負傷交代後にマウンドを引き継いだ萬谷も4回2安打1失点の好リリーフをみせ6回コールドが成立。花巻東が8強進出を決めました。