【春季大会】盛岡大附が8年ぶり春頂点　久慈も奮戦　３位は専大北上　岩手 - 高校野球

2025年5月26日

春の高校野球岩手県大会は26日、野田村のライジング・サン・スタジアムで決勝と三位決定戦が行われました。

専大北上と盛岡誠桜の三位決定戦は専大北上が初回、今大会好調の1番下坂選手がプレーボール直後にいきなりツーベースを放ち送りバントで三塁へ進むと続く3番秋山選手の内野安打で生還。その後は両先発の素晴らしい投手戦に。盛岡誠桜の佐藤投手は今大会初登板ながら落ち着いた投球をみせて2回以降、マウンドをおりた7回まで相手打線をノーヒットに抑える好投。そして今大会初先発の専大北上の2年生右腕・吉田投手も熱投。7回と8回のピンチでも動じることなく相手スクイズをかわして同点を許さず。終わってみれば6安打完封の好投。試合は専大北上が9回表に1点を追加し2対0で勝利を飾りました。

盛岡大附と久慈の決勝。久慈の地元となるライジング・サン・スタジアムのスタンドは立ち見の観客が埋め尽くすほど満員となりました。試合は盛岡大附が2回裏に5番田村選手がツーベースを放つとバッテリーミスで3塁に進み、6番松本選手の犠牲フライで先制のホームを踏みます。追いかける久慈は6回表、2番田中選手のヒットと内野ゴロで二死2塁とすると4番和野のタイムリーツーベースで同点にすると、さらに5番下舘のセンター前ヒットで二塁走者の和野が激走しキャッチャーのタッチをかいくぐり間一髪でホームイン。久慈が逆転に成功します。逆転された盛岡大附も負けじとその直後の6回裏、5番田村がこの試合2本目となるツーベースを放ち守備の乱れとバッテリーミスで生還。試合を振り出しに戻します。

一進一退の攻防が続き熱戦はタイブレークの延長戦へ。久慈は10回表、無死1・2塁から7番野竹選手が意表を突くヒッティングで満塁とすると、その後1番宇部智選手が追い込まれながらも2点タイムリーを放ち勝ち越し。その裏、盛岡大附は無死1・2塁から二者連続の四死球で同点とすると、さらに死球が続き満塁で2番菅原選手をむかえる。そして菅原選手が2ストライクからライト前へ打球を放ち、3塁走者が生還すると、悪送球も絡んで2塁走者もホームイン。盛岡大附が5対4のサヨナラで激闘を制しました。