第70回東北地区高校野球岩手県大会は27日、きたぎんボールパークで準決勝2試合が行われました。

第1試合は盛岡三と一関学院が対戦。試合は初回から互いにチャンスを作りながらもあと1本が出ずにむかえた2回表、盛岡三は7番玉川が先制のソロホームランを放ち先手を取ります。
追う一関学院は盛岡三のリリーフ杉澤の最速142キロの力強い投球の前に苦しみながらも7回裏、満塁から9番小澤がスクイズを決めて同点。試合を振り出しに戻ります。
そして両者譲らずに延長10回タイブレークへ突入。盛岡三は無死1・2塁から相手好守で送りバントを阻まれるなどして無得点。対する一関学院も無死1・2塁からバントに苦しむものの切り替えてヒッティングで満塁とチャンスを広げて、主将の原田が好ゲームにピリオドを打つサヨナラ打。
一関学院が7年ぶりとなる決勝進出をはたし、東北大会出場を決めました。

第2試合では花巻東と盛岡四が対戦。試合前のスターティングオーダーの発表では、ケガで戦列を外れていた注目のスラッガー佐々木麟太郎の名前がコールされるとスタンドからはどよめき。その活躍に注目が集まるなか試合が始まりました。
花巻東は初回、ヒットと死球で1・2塁とし、いきなり3番佐々木麟太郎がファーストスイングでタイムリーを放ち先制すると、さらに満塁として6番廣内のレフトフェンス直撃の2点タイムリーで3点のリードを奪います。
さらに続く2回には、ランナー二人をおいて再び3番佐々木麟太郎が今度はバックスクリーンへ叩き込む豪快な3ランホームラン!凄まじいバッティングで大観衆の度肝を抜きます!
6点を追う盛岡四は8回表、3連打を含むヒット4本で3点を奪い猛追をみせます。しかし反撃もここまで。9回には注目の2年生ピッチャー小松がマウンドに上がり、146キロを計測するなど圧巻のピッチングをみせて盛岡四の反撃を断ちゲームセット。
花巻東が5大会連続となる決勝進出をはたし、同時に東北大会切符を掴みました。

28日は東北大会残り1枠をかけた3位決定戦、そして決勝がきたぎんボールパークで行われる予定です。

5月27日の試合結果

準決勝 @きたぎんボールパーク
_   _一二三 四五六 七八九 十 計
盛岡三  010 000 000 0 1
一関学院 000 000 100 1x2
(延長10回タイブレーク)
[盛] 駒井 杉澤 藤枝-田村

[一] 寺尾 小野涼-小原翔
本塁打:玉川(盛)

準決勝 @きたぎんボールパーク
___ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡四 000 000 030 3
花巻東 330 000 01Ⅹ 7
[盛] 佐藤諒-鳥谷部
[水] 熊谷 葛西 小松-小林
本塁打:佐々木麟太郎(花)

二塁打:村松(盛) 寿時(花)

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