【秋季大会】専大北上と花巻東が決勝進出と東北大会切符掴む 三位決定戦は一関二と盛岡大附 岩手 - 高校野球

第75回秋季東北地区高等学校野球岩手県大会は25日、県営野球場で準決勝が行われ、専大北上と花巻東がそれぞれ勝利し決勝進出。東北大会切符を掴みました。敗れた一関二と盛岡大附は3位決定戦で東北大会残り1枠をかけて戦います。

専大北上、好機逃さず打力で圧倒

4年ぶりの東北大会出場を目指す専大北上と選手14人で63年ぶりにベスト4進出を果たした一関ニが対戦。先手を取ったのは一関二。3回裏、1番千田のヒットを皮切りに2番小岩と3番佐藤駿が連続バントヒットで繋いで満塁とするとすかさず4番吉田の犠牲フライで先制。続く4回にも二死満塁の得点機を作ると2番小岩のタイムリー内野安打にエラーも重なり2点を追加。3点のリードを奪います。

追う専大北上は5回表、一死から3者連続ヒットで満塁の場面を作ると、さらに2番小原と3番川﨑も続き連続タイムリー。怒涛の5連打で同点とすると、さらに攻撃は続き、守備の乱れや8番中島のタイムリーツーベースなどで5点を追加。試合をひっくり返し優位に進めます。

一関二はその後さらに2点を失い7点差となり、コールドゲームも脳裏を過る7回裏、2番小岩が意地のソロホームランを放ち6点差へ。そして8回に再び1点を失い7点差とされるも、今度は8番山田が会心の1発を放ち、またしてもコールド回避。一関二が驚異的な粘りをみせます。

しかし反撃もここまで。専大北上のエースナンバーを背負う板垣が130キロ中盤のストレートとキレのある変化球で一関二の反撃を断ちゲームセット。専大北上が18年ぶりの決勝進出と4年ぶりの東北大会切符を掴みました。

花巻東、勝負強さ光る一打で激闘制す

11年間優勝を分け合ってきた花巻東と盛岡大附の両雄が顔を合わせた一戦。

大観衆が見守るなか始まった試合は初回、盛岡大附がリードオフマンの末廣と2番粕谷の連打から3番小林陸の送りバントと4番中田の四球で一死満塁。ここで5番石井が2点タイムリーツーベースを放つと、さらに6番飯島のスクイズで3点目。大技小技でリードを奪います!

3点を追う花巻東は3回表、四球のランナーを一塁に置いて、注目のスラッガー佐々木麟太郎が打った瞬間ホームランと確信する驚愕の場外弾。その後、再び3点を失い4点差とされるも、その直後の4回表には満塁で代打の堀川が同点満塁ホームランを放ち試合を振り出しに戻します。

そして同点でむかえた7回表、花巻東は3番佐々木麟太郎が内野安打で出塁すると、バッテリーミスと内野ゴロで3塁に進み、その後守備の乱れで勝ち越しのホームを踏みます。これが決勝点。盛岡大附は9回にマウンドに上がったエース橋本が144キロをマークするなど気を吐きますが反撃の狼煙にはならず。

花巻東のリリーフ中屋敷が6回2安打無失点の好リリーフで盛附打線を封じゲームセット。花巻東が秋連覇まであと1勝に迫る決勝進出。そして7年連続となる東北大会出場を決めました。

9月25日の試合結果

準決勝 @岩手県営野球場
___  一二三 四五六 七八九 計
専大北上 000 082 010 11
一関二  001 200 110 5
[専] 杉山風 板垣-中島
[一] 三浦 吉田 千田-小岩
本塁打:小岩 山田(一)
三塁打:小岩(一)
二塁打:川﨑2 中島 山上 板垣(専) 吉田 佐藤駿(一)
専大北上が4年ぶりとなる東北大会出場
準決勝 @岩手県営野球場
___  一二三 四五六 七八九 計
花巻東  002 400 100 7
盛岡大附 303 000 000 6
[花] 葛西 阿部 中屋敷-久慈
[盛] 石井 小林優 竹ケ原 橋本-小林陸
本塁打:佐々木麟 堀川(花) 飯島(盛)
三塁打:小林陸(盛)
二塁打:石井 粕谷(盛)
花巻東が7年連続となる東北大会出場

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