【春季大会】花巻東が秋春連覇と春4連覇を達成 最後の東北大会切符は激闘制した久慈 29日の試合結果 岩手-高校野球

第69回春季東北地区高校野球の岩手県大会は29日、野田村のライジング・サン・スタジアムで3位決定戦と決勝戦が行われ、東北大会に出場するチームが出揃い、この春の王者が決定しました。

 

決勝の前に先立って行われた3位決定戦では久慈と盛岡三が対戦。2019年秋以来の顔合わせとなりました。
試合は3回裏、盛岡三はダブルプレー崩れの間に1点を挙げると、さらに1塁に走者を置いて4番阿部がタイムリーツーベースを放ちこの回2点を先制します。追いつきたい久慈はその直後の4回表に押し出しで1点を返すと、さらに続く5回表に2・3塁から内野ゴロの間に三塁走者がホームインし同点。その後も互いに1点ずつ取り合い、両者譲らず好ゲームが続きます。
そして9回表、久慈はヒットや死球で満塁とし押し出しで勝ち越すと、負傷で退いた川端に代わって出場している米田が気持ちのこもった2点タイムリー。久慈が3点を勝ち越します。負けられない盛岡三もその裏、連打と四球で満塁と、4番阿部が3本目となるタイムリーツーベースを放ち1点差と迫ります。しかし反撃もここまで。リリーフした小向が反撃を断って熱戦はゲームセット。
久慈が2大会連続となる3位に輝き、東北大会出場も掴みました。

 

決勝は岩手の両雄、花巻東と盛岡大附が激突。直近2年から振り返るとこれで6季連続の対戦で、盛附3勝に対して花巻東2勝でまさにライバル対決。観客席は甲子園常連の2校の対戦を観ようと詰め掛けた観客で超満員となりました。
試合は初回、花巻東が四球と送りバントで得点圏に走者を置くと、注目の3番佐々木麟太郎が内野安打で1・3塁とチャンスを広げ、4番田代の内野ゴロの間に三塁走者が生還。花巻東が1ヒットで1点を奪います。さらに3回には3本のタイムリーで3点を奪い4対0。その後も猛攻が続き、渡辺の2打席連続ホームランや小原のホームランなどで19安打で21得点の強打をみせます。
反撃したい盛附は6回裏、主将の4番中沢のヒットから5番佐藤洋がタイムリースリーベースを放ち、さらに7番大里にもタイムリーが飛び出し2点を返します。
しかし反撃はこの2点のみ。花巻東は先発の熊谷から萬谷、そして7回からは北條、9回は工藤翔が登板。盛附打線をきっちり抑えてゲームセット!
投打がかみ合った花巻東が4大会連続10度目の優勝!そして秋春連覇を達成しました!

試合結果

3位決定戦 @ライジングサンスタジアム
_____ 一二三 四五六 七八九 計
久慈    000 111 003 6
盛岡三   002 010 002 5
[久] 小川、小向-荒谷、川端、米田
[盛] 内田-田村
三塁打:小川(久)
二塁打:阿部3、菊地(盛)

決勝 @ライジングサンスタジアム
_____ 一二三 四五六 七八九 計
花巻東   103 1⑪2 300 21
盛岡大附  000 002 000 2
[花] 熊谷、萬谷、北條、工藤翔-田代
[盛] 武石、川中-吉田
本塁打:渡辺2、小原(花)
三塁打:佐藤洋(盛)
二塁打:小原、金(附)

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