佐々木朗希、完全試合達成!記録づくめの大偉業

史上16人目の完全試合達成

陸前高田市出身で大船渡高校卒のロッテ・佐々木朗希投手がオリックスとの一戦で完全試合を達成!長いプロ野球の歴史で28年ぶり史上16人目の快挙となります。ヒーローインタビューでは「最高です」と語りながらも完全試合への意識について聞かれると「正直あまり意識してなくて、打たれたらそれでいいかなと思って、最後まで松川を信じて投げました」と答えた佐々木朗希投手。その投球内容はこれまで完全試合を達成した名投手たちと比べても異質なものでした。

観客を魅了した27個のアウト

初回から160キロ台を連発。150キロに迫るフォークボールも冴えわたりました。そして“三振しない”ことで知られる巧打者、2年連続で首位打者を獲得している吉田正尚から驚愕の三球三振。これが全ての始まりでした。そして5回終了まで13者連続奪三振!見事に日本新記録を樹立しました! 6回以降も勢いは衰えず。ほぼ2球種でオリックス打線をねじ伏せる佐々木朗希投手。試合終盤の7回から8回にかけてはなんと4者連続奪三振も記録。そして9回、27個目のアウトを空振り三振できって取りゲームセット!105球を投じてバットに当てられたのはわずか35球で、奪った三振は日本タイ記録の19。そして佐々木朗希投手自身のプロ初完投が完全試合の偉業に!ほかにも高卒ルーキーの松川捕手らとともに多くの大記録を達成しています!

記録に彩られた完全試合

【20歳5ヶ月での完全試合】 これまでは60年の島田源太郎投手(20歳11ヵ月)で、およそ6ヶ月早い最年少記録。 【毎回奪三振で完全試合】 史上初の快挙。つまりプロ初完投が毎回奪三振での完全試合というとてつもない偉業。 【13者連続奪三振】 1回二死から5回終了までに記録した13連続奪三振は、梶本隆夫投手や土橋正幸投手らの9連続を超える新記録。 【8者連続空振り奪三振】 史上初。 【1試合19奪三振】 95年の野田浩司投手が記録したプロ野球記録に並ぶ。ちなみにこれまでの球団最多は村田兆治投手の16個でした。 【34イニング連続奪三振(継続中)】 前シーズンから続いている連続イニング奪三振は34に。試合前に山本由伸投手の25イニングに並んでいましたが、それを抜いて日本人投手最長に。プロ野球記録は2015年のサファテの43イニング。

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