【夏の高校野球】岩手代表の盛岡大附、投打がっちり初戦突破

2年ぶりの夏の甲子園。岩手代表の盛岡大附は茨城代表の鹿島学園と戦いました。

試合は初回から鹿島学園が優勢に試合を展開。1回には二死から長短打に四球を絡めて満塁の場面を作るも後続が倒れ先制ならず。続く2回は守備の乱れから三塁まで走者を進め、4回にはツーベースで得点圏に走者を置きましたが、いずれも盛岡大附の先発・渡邊があと1本を許さず粘りの投球で試合の均衡を保ちました。

そして盛岡大附は4回、二死から4番小針のヒットと5番南の四球で二人の走者を置いて6番平内が初球をとらえライトスタンドへ飛び込む先制3ランホームラン!自身高校通算36本目となる一発で待望の先取点を挙げました!

さらに6回には主砲・金子のヒットから3塁2塁のチャンスを作り、そこでむかえた平内は申告敬遠で戸惑いながらも一塁へ歩き満塁。盛附の関口監督はここで平内に代えて一塁代走に大貫を起用。そして続く佐々木が叩きつけた高いバウンドの内野ゴロが守備の乱れを誘い二者生還。さらに渡邊のスクイズで三塁走者の大貫が好スタートを切ってホームイン!なおも2死3塁から主将の田屋にタイムリーが飛び出し7点目を奪いました!

大量リードの盛岡大附は選手登録18人中16人が出場。エース渡邊は粘り強いピッチングを続けて5安打完封!125球の熱投でした。

完封勝ちは盛岡大附にとって甲子園初。そしてこれが岩手県勢にとって夏の甲子園通算40勝目となる節目の白星。ちなみに7点差勝利となると夏の50回大会の盛岡一対津久見(9-2)、春の56回大会の大船渡対日大三島(8-1)の2試合に並び県勢タイ記録となります。

次戦は沖縄尚学と対戦に。岩手勢と沖縄勢の甲子園での対戦は50回大会の興南対盛岡一の1度で、実に53年ぶりの顔合わせとなります!

イニングスコア

1回戦 (茨城)鹿島学園-盛岡大附(岩手)
     一二三 四五六 七八九 計
鹿島学園 000 000 000 0
盛岡大附 000 304 00Ⅹ 7
(鹿)薮野、大川ー高久
(盛)渡邊ー田屋
本塁打:平内(盛)
二塁打:大塚、畑本(鹿)

近年の盛岡大附は初戦に強い

大技小技で躍動した盛岡大附。これで13年センバツ以降、春夏甲子園初戦負けなし!出場7大会連続の初戦突破となります!

【2013年以降の初戦】
2013年春 ◯ 4-3 安田学園
2014年夏 ◯ 4-3 東海大相模
2016年夏 ◯ 8-6 九州国際大付
2017年春 ◯ 10-9 高岡商
2017年夏 ◯ 4-1 作新学院
2019年春 ◯ 3-2 石岡一
2021年夏 ◯ 7-0 鹿島学園…NEW

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