岩手県高校野球連盟は4月12日、盛岡市内のホテルで理事会を開催。コロナ禍が続くなか、春の高校野球について3年ぶりに有観客で開催する方針などが示されました。
春の高校野球は地区予選が4月29日から5月9日まで県内6地区で行われ、勝ち上がった28チームは5月20日から始まる県大会に進出し、東北大会(開催・福島県)への出場3枠をかけて熱戦を繰り広げます。
観客の収容人数については、県の基準に基づき県大会は2千人、地区予選は1千人を上限として設けることに。出場チームの部員・保護者を優先する方針です。
ちなみに試合会場の収容人数は次のとおり。(外野除く)
・二戸市営大平球場
メイン:1,844人 内野:840人
・ライジング·サン·スタジアム
メイン:1,476人 内野:936人
・八幡平市総合運動公園野球場
メイン:762人 内野:1,340人
ただし、先述については新型コロナウイルスの感染状況を注視しながら5月13日の組み合わせ抽選会であらためて判断するとしています。
また、無観客だった昨年に続き応援団などの声援は禁止となるが、各学校で収録したブラスバンドの音源であれば活用が認められます。
新球場整備により岩手県営野球場での開催は最後となる今年の夏の岩手大会については、7月8日に開幕し順調に日程が消化されれば決勝は7月22日となる見込み。会場は岩手県営野球場、花巻球場、しんきん森山スタジアムが使用される予定です。
役員改選については新副会長に日野沢明彦校長(伊保内高)と北島亨校長(平舘)、佐々木直美校長(黒沢尻工)、監事に小原敬教諭(花北青雲)、理事長には前事務局長の大木秀一教諭、後任の事務局長には畠山剛教諭が選任されました。
県内公式大会の一般入場料が500円から600円に値上げすること、65歳以上を無料とするシニアフリーパス券の廃止などは昨年に既に決定しており変更はありません。
なお4月15日の評議会で正式決定となります。
2022年度 大会スケジュール
硬式の部
期日 | 大会名 | 開催地 |
4月29日~5月9日 | 第69回春季東北地区高等学校野球岩手県大会地区予選 | 県内6地区 |
第1週 5月20日~24日 第2週 5月28日、29日 |
第69回春季東北地区高等学校野球岩手県大会 (抽選会:5月13日) |
野田村ほか |
6月8日~12日 | 第69回春季東北地区高等学校野球大会 | 福島県 |
7月8日~22日 | 第104回全国高等学校野球選手権岩手大会 (抽選会:6月23日) |
盛岡市 花巻市 金ヶ崎町 |
8月6日~22日 | 第104回全国高等学校野球選手権大会 (抽選会:8月3日) |
兵庫県 |
8月27日~9月6 日 | 第75回秋季東北地区高等学校野球岩手県大会地区予選 | 県内6地区 |
第1週 9月16日~20日 第2週 9月24日、25日 |
第75回秋季東北地区高等学校野球岩手県大会 (抽選会:9月9日) |
盛岡市ほか |
10月2日~5日 | 第77回国民体育大会 いちご一会とちぎ国体 | 栃木県宇都宮市 |
10月10日~16日 | 第75回秋季東北地区高等学校野球大会 | 山形県 |
10月29日、30日、11月3日 | いわて国体記念第6回1年生野球交流大会 岩手県大会 | 雫石町ほか |
11月中旬 | 第53回明治神宮野球大会 | 東京都 |
※変更の場合あり
軟式の部
期日 | 大会名 | 開催地 |
5月28日~31日 | 第74回岩手県高等学校総合体育大会軟式野球競技 | 花巻市 |
6月9日~12日 | 第16回春季東北地区高等学校軟式野球大会 | 福島県 |
6月25日~28日 | 第67回全国高等学校軟式野球選手権岩手大会 | 盛岡市 |
7月30日~31日 | 第67回全国高等学校軟式野球選手権東東北大会 | 金ヶ崎町 |
8月24日~29日 | 第67回全国高等学校軟式野球選手権大会 | 兵庫県明石市ほか |
10月7日~10日 | 第61回岩手県高等学校軟式野球新人大会 | 花巻市 |
10月2日~5日 | 第77回国民体育大会 いちご一会とちぎ国体 | 栃木県宇都宮市 |
10月22日~25日 | 第34回秋季東北地区高等学校軟式野球大会 | 花巻市 |
※変更の場合あり