第70回東北地区高校野球岩手県大会はいよいよ大詰め。28日にきたぎんボールパークで決勝と3位決定戦が行われました。

決勝は7年ぶり頂点を目指す一関学院と5大会連続優勝を狙う花巻東がぶつかりました。
試合は初回、一関学院がヒットと2四球などで満塁とし5番佐藤の2点タイムリーで先制するも、その後は花巻東が打力で圧倒。1回裏に注目スラッガーの3番佐々木麟太郎のタイムリーで1点を返すと、3回裏には満塁から再び佐々木麟太郎が走者一掃の3点タイムリーツーベースで逆転。その後試合は進み、花巻東は犠牲フライ、熊谷や堀川のタイムリーなどで得点を積み重ね主導権を握りました。
守っては初回からリリーフした葛西が好救援をみせ、さらに3番手としてマウンドにあがった小松は最速147キロをマークするなど力投。一関学院の反撃を1点に抑えゲームセット!花巻東が春5連覇と2年連続秋春連覇を達成しました。

3位決定戦は盛岡四と盛岡三が激突。直近3年間の直接対決では盛岡三の2勝1敗で今春予選は盛岡四が勝利している同地区対決です。
試合は盛岡三が打力と足を絡めた攻撃で盛岡四を翻弄。2回裏にヒットと送りバントで一死二塁とすると、二塁走者の阿部が三盗を決めてチャンスを広げて7番玉川が先制のタイムリースリーベース。さらにその玉川がホームスチールを決めて追加点を奪います。その後もそつのない攻撃で2点を追加し5回終わって4得点。
対する盛岡四は村松や櫻田のタイムリーなどで3点を返すも、6回裏、盛岡三は打者12人の猛攻で9点を奪う集中打で勝負あり。盛岡三が13対3の6回コールドで9年ぶりの東北大会出場を決めました。

優勝した花巻東と準優勝の一関学院、3位の盛岡三は6月7日からきたぎんボールパークと花巻球場で開催される東北大会に出場します。

5月28日の試合結果

決勝 @きたぎんボールパーク
_   _一二三 四五六 七八九 計
一関学院 200 000 010 3
花巻東  103 041 00Ⅹ 9
[一] 高橋、大瀬、畠山-小原翔、梅田

[花] 阿部、葛西、小松-小林
二塁打:菅野(一) 佐々木麟(花)

3位決定戦 @きたぎんボールパーク
___ 一二三 四五六 七八九 計
盛岡四 000 021     3
盛岡三 020 119x    13
(6回コールド)

[四] 櫻田、佐藤諒、眞下-鳥谷部
[三] 藤枝-田村
三塁打:玉川、阿部(三)

二塁打:駒井2(三)

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