【秋季大会】県営野球場、高校野球公式戦ラストゲーム 花巻東が秋連覇 東北大会出場最後の1枠は盛岡大附 岩手 - 高校野球 

第75回秋季東北地区高等学校野球岩手県大会は26日、県営野球場で決勝と3位決定戦が行われ、花巻東が専大北上に快勝し秋連覇を達成。盛岡大附と一関二は激闘の末に盛岡大附が東北大会最後の1枠を掴みました。花巻東と専大北上、盛岡大附の上位3校は10月10日から山形で開催される東北大会に出場します。

花巻東、猛打爆発で連覇

秋連覇を目指す花巻東と25年ぶりの頂点を狙う専大北上が激突。試合は花巻東が初回、主将の佐々木麟太郎選手が流し打ちでレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースを放ち先制。その後も得点を重ねて2回終わって6点のリードを奪うと、さらに3回には1番熊谷のタイムリースリーベースで7点目を挙げると、さらにランナー二人を置いて佐々木麟太郎選手が左中間スタンドに飛び込む3ランホームランを放ちリードを10点とします。

反撃したい専大北上は6回表、先頭の1番坂本の内野安打から内野ゴロで1死2塁として4番千田に待望のタイムリーが飛び出すと、さらに5番齊藤蒼にタイムリースリーベースが出て2点を返します。

失点した花巻東はその直後、ランナーなしの場面で前打席で一発を放っている3番佐々木麟太郎選手が今度はライトへへ滞空時間の長いソロホームランを叩き込み、観客の度肝を抜く2打席連発!

専大北上は9回に4番千田のホームランで一矢報いるものの大量得点差は埋まらず13対3でゲームセット。花巻東が秋連覇となる11度目の優勝を飾りました!

盛岡大附が激闘制す 一関第二の奮戦も光る

東北大会出場最後の1枠をかけて、打線好調な盛岡大附と一関二が対戦。試合は初回、盛岡大附が3番粕谷のタイムリースリーベースで先制すると、その後も2本のタイムリーが飛び出しヒット5本で4点を奪うと、さらに3回にはヒットと盗塁で得点機を作り5番中田のタイムリーが飛び出し、序盤で5点のリードを奪います。

反撃したい一関二は3回裏、四球のランナーを一人置いて4番吉田がライトスタンドへ会心の2ランホームランを放ち2点を返すと、続く4回裏には今大会素晴らしい活躍をみせる3番小岩のタイムリーでさらに1点を返し5対3の2点差に。6回表に盛岡大附が1点を挙げますが、勢いづく一関二打線はその裏に4番吉田のタイムリー、さらに5番山田の犠牲フライで小岩の好スライディングもあり6対5の1点差まで詰め寄ります。

その後も両チームの点の取り合いは続き、8回表には盛岡大附が死球とヒットに盗塁を絡めて2・3塁とし8番諏訪にタイムリーが飛び出し7対5。これが決勝点となり最後は8対6でゲームセット。

両チームあわせて28安打の打撃戦を盛岡大附が制して5年連続となる東北大会出場を決めました。一関二は敗れたものの強豪相手にも劣らない打撃で諦めない野球をみせました。ナイスゲーム!

9月26日の試合結果

決勝 @岩手県営野球場
___  一二三 四五六 七八九 計
専大北上 000 002 001 3
花巻東  424 003 00Ⅹ 13
[専] 髙橋 杉山優空 杉山優風-中島
[花] 佐藤 阿部 葛西 熊谷-久慈
本塁打:千田(専) 佐々木麟2(花)
三塁打:齊藤蒼(専) 熊谷(花)
二塁打:佐々木麟 中嶋(花)
花巻東が2年連続11回目の優勝
3位決定戦 @岩手県営野球場
___  一二三 四五六 七八九 計
盛岡大附 401 001 011 8
一関二  002 102 010 6
[盛] 竹ケ原 坂本 小林優 橋本-小林陸
[一] 三浦-小岩
本塁打:吉田(一)
三塁打:粕谷(盛)
二塁打:千田 小岩(一)
盛岡大附が5年連続となる東北大会出場

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